子供たちを招いてパラグライダー体験会
2004年3月28日(日曜日) 開催場所:エアパークCOO
後援:日本パラグライダー協会 安全普及事業部
   
晴天。よかった!風も穏やか!
埼玉県の養護施設の子供たちを招いて、パラグライダー体験会を行いました。
当日の朝は、6時に施設を出発して来たということで、子供たちが車から降りて来た時には、まだまだ寝ぼけまなこ。開校式、ビデオでの説明などが終わり、いざ講習場へ、という頃からようやく元気が出てきた様子。
ヘルメットを被り、ハーネスを着け、少々緊張気味の子供たちでしたが、一人がふわっと浮いてしまえばたちまち瞳は輝きを増し、「僕ももう一回!」「僕も僕も!」と講習場は賑やかな子供たちの声がこだましていました。
山頂からのタンデム飛行に挑戦した子供たちも次々と練習場の上空を通過し元気よく手を振ってくれています。
講習の合間には虫やカエルを追いかけたり、インストラクターのサングラスを借りてポーズをとって写真撮影したりと、ボランティアのスクール生、パイロットともすっかり打解けた様子でした。
 
お昼にバーベキューでたっぷりとお肉を平らげた後は、一人一人に朝撮った集合写真の入った修了証を手渡しました。朝の寝ぼけ顔の時とは皆別人のようです。その後山頂見学へも上がり、最後に施設の女性の先生にタンデムフライトをプレゼント。山頂でいきなりご指名がかかり、先生はビックリしていましたが、子供たちは大いに盛り上がっていました。夕方、帰路に着く際には今が旬の「イチゴ狩り」にも立ち寄って、すっかり日焼けした子供たちは、バスの中で「ぐっすり、スヤスヤ」だったに違いありません。

後日、今回お世話をしてくださった椎名氏(ちびっこアルピニスト学校長)からお礼の電話を頂いた際に、山頂への車の中で「なんだか本当の家族みたい。」と、ある子が言っていたのがとても印象的でした。と、感慨深げにおっしゃっていました。
親御さんのいない子供たち、いろいろな事情で、親元を離れ、施設で生活している子供たちから、このような言葉を貰った私たちも、胸の熱くなる思いで一杯でした。
私たちが日ごろ楽しんでいるパラグライダーが、今回のような形で一役買うことができ、本当に嬉しく思います。これもひとえに、お手伝いを買って出てくれたスクール生、パイロットの皆さんが、子供たちと同じ目線になって接して下さったお陰と、感謝しております。
     
リポート:エアパークCOOインストラクター 神山 和子
 


最後に参加者全員で記念写真。この日の記念、写真入の『体験終了証』も胸に抱いて・・
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