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 ナショナルリーグ第7戦
  
スカイバトル in alp白馬
 
選手コメント 選手名簿 お知らせ 開催要項 ターンポイントと地図 フォトアルバム 
リザルト タスク1(英語版) タスク1 U-25  女子 
開催日程:10/09-11
開催地:白馬山麓 ・メインエリア スカイステージalp
現地スクール:EL'Sパラグライダースクール
10月9日
 

大型の台風22号の接近から来る強い雨が前日から降り始め、大会初日は早々とキャンセルを決定。台風を押して開会式にかけてつけてくれた選手の皆さんとともに、白馬観光開発所長、八方尾根観光協会長の出席いただき開会式が行われた後、alp競技副委員長の前掘さんから白馬界隈のエリア特性、フライトの注意点を含めてセミナーを行っていただきました。

セミナーでは、広範囲の地図、白馬の詳細地図を利用して風の流れから形成されるサーマルの発生やサーマルの流れ、風の流れから白馬でのフライトのみならず地元に戻っても役立つような陥りやすい点や注意しなければならない点などフライトに役立つ情報を数多く得ることが出来ました、出席した選手の皆さんは前掘りさんの話に聞き入り貴重な時間がすごせたと思います。明日以降のフライトに役立ってくれることに期待しましょう。

今夜強烈な台風が通過し、加速しながら北上、太平洋に抜けてゆく予報であきらめていた明日にも期待が持てるようになってきた。月曜日には、最高の天候の中競技が行えることを願って、今夜のパーティーを楽しませていただこうと思います。
 
10月10日

昨夜のパーティーが終わる頃には、雲も切れ始め明日の好転が期待されたが、太平洋に抜けた台風22号は、朝になってもその影響を残し、小雨の降る朝を迎えた。



予報は南風も弱く日中は南風で安定するということだが、小雨とガスが山に立ちこめ、テイクオフが望めない状況が続いた。少しずつ明るくなり11時テイクオフへ。



テイクオフは南風が強く入っているのと、ガスが次々沸いていてテイクオフを隠す状態だが、ゴンドラ降り場にはテイクオフ南側にはサーマルも発生し、八方をフライトした後栂池ゴールの20kmタスクで1時30分ゲートオープン。


選手は次々テイクオフし予想よりも高度あげながらフライトが続く。しかしテイクオフが南風が強く入り始めるのと同時に上層の南風が強くなり始めた。



セィフティーコミッティーでフライトしている選手や高度を上げている選手に風の状態をレポートしてもらうも、肝心な空域をフライトしている選手からのレポートを得ることが出来ず、その間にも沖合の空域でノーズアップしながらバックする選手を肉眼で確認しながら様子を見るが、平野の日照と共に強くなる空域が広くなり、14:05キャンセルを決定した。
明日の好転を期待して。
 
10月11日 写真後日掲載
朝から好転が期待された白馬に小雨が・・・。しかしその雨がすぐに上がったもののガスが低く、テイクオフはガスの中。
予報は、日本海に現れた低気圧が居座り北風ベースの予報、しかしあまり強くならない様子で一安心して8時30分に選手は順次テイクオフへ。テイクオフから様子を眺めていると白馬から栂池側には雲の連なり、テイクオフで少し高度が稼げれば栂池からのリターンは出来そうにも見える、しかし北風がいつ押してくるのか解らず、又早くに北風が入ってくると当然、栂池を使いにくくなってしまう。ダミーの動きもあまり芳しくないところで、八方と五竜を使ったアウトアンドリターンと最終的にハイランドスキー場へ渡る30.5kmのエラップスタイムで11時にゲートオープン。
   
ゲートオープンと同時に一斉に選手はテイクオフしてゆくが、そのころからテイクオフから平野にかけて雲が広がり日照が無くなってしまった。それでもテイクオフした選手は何とか頑張っていて、日照を求めて只野選手を筆頭に岩岳方面まで下がらざるを得なくなってしまった。テイクオフはオーバーキャストしてしまった空を見て選手は一時テイクオフを見合わせる。



11時40分頃再び太陽が雲の合間から顔を出し、扇沢選手、辻選手がテイクオフしてゆく、ウェイティングしていた選手も次々にテイクオフして少しずつではあるが高度を稼いでゆく。その情景を見て今日は何とかなりそうな感じを得た。
 

しかし12時を境に雲底が下がり始め日照もみるみるうちに弱くなり、又山沿いにも北風が入り始め五竜からのリターンが難しくなってしまった。


結局、一人タイミングを見計らってテイクオフしていった近藤浩章選手が先行しながらゴールはならなかったが27kmまで距離を伸ばし優勝した。

この白馬の大会の結果は、表彰台に上る何人かの新しい顔ぶれが新鮮であり盛り上がる表彰式となった。女子トップは、総合でも同率5位につけた佐藤祐子選手が初の1位に輝いた。  
 
 優勝者のコメント
 
総合クラス 優勝 近藤 浩章選手
勝因は?・・・・・・・スタチンです。一番最初に出ようと思ったら失敗。
指をくわえてみなさんのテイクオフを眺めることになりましたが、結果的に条件を見計らって一人一番いい時に出られました。もともと五竜のスクール育ちでサーマルの出るタイミング、場所はある程度わかっていたため、後はゴールすることを念頭に置いて飛んでいただけです。

感想は?・・・・・・・久々に出たコンペにも関わらず、みんながお祝いの言葉をくれるのがすごくうれしかった。でも"復活おめでとう"とか"いぶし銀の飛びだったね"とかいうのは年老いた気がするのでやめてください。



今後の抱負は・・スケジュールと財布が許せば、まだまだコンペは楽しみたいです。成績が出なかったとしても、各地にたくさんの友人が増やせるのがいいですよね。
  
女子クラス 1位 佐藤佑子選手
 
今回、初めて女子優勝をいただくことができました。しかも予想外なことに5位入賞という嬉しいおまけもついてきて。。
いろんなことが良い方向にはたらいてくれたんだと思います。一方で、フライトについては反省することがたくさんあります。でも今はとにかく嬉しい気持ちでいっぱいです。
レースの方はゲートオープン直後のコンディションが渋く、前半にTOした殆どの選手がLDしてしまい、実質後半にTOした選手でレース展開するような状況となりました。
私も前半の最後の方のTO。すでに大半の選手が前へだしていて、TO近くもなかなか上がらず、ゴンドラ山頂TOの前までだしていくことに。気づけば他の選手はTOを見合わせており、ついに一人になってしまいました。

このとき、LD近くから岩岳方向に流しながら粘って上げている機体が目に入り、今いる場所もかろうじてステイできるかどうか怪しいところ。行くかどうか一瞬迷いました。でもきっと自分には届かないだろうし使えないと思ってその場に留まりました。アップダウンを繰り返しながらひたすら待って、やっとしっかり上がってきたときには、夢中でサーマルの中をぐるぐるまわってました。
とにかく山に残って待てたことが、結果としてよかったと思います(ほんとに次の人がTOしてくるまで長かった!)。ただその後のレース運びはというと・・・今の自分なりでした、やっぱり。コンディションの方も、北風が入って雲底も下がり、ゴールにはまだまだ遠かったです。
今回はラッキーにもよい結果をいただけましたが、いろんな状況判断、レース運びをはじめ、まだまだ勉強することはいっぱいです。今回の喜びを励みに、ゴールを目指し、フライトを楽しみながらこれからもがんばりたいと思います。
最後になりましたが、alpスタッフの方々をはじめ、大会に際しサポートしてくださった皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
 
U-25クラス 1位 佐藤良行選手
 
1日目は台風の影響で雨。。白馬の攻略法の講習をしていたいみたいですが台風の状況を見ながら出発することになり遅れて到着し話が聞けなくて残念だった。。早めに通過してくれたので日、月と2日とも飛べてよかったです。
日曜、タスク発表が済み、エラップスタイムでゲートオープン。いっせいに選手がテイクオフしていく。。テイクオフは南かぶりの風で難しい風の中、右翼が叩かれて、もちろん失敗。うまい人は次々と出て行く。。2回目で無事テイクオフして南斜面を使いながら序々に高度を稼いでスタートパイロンを目指す C= C= C= C=┌( ・_・)┘→ 高度もあまり落ちずに戻ってこれたけれど、南風が強くなってきたのでタスクキャンセル。。
ゴール出来そうだったんだけどなぁ・・・(言ったもん勝ち?!笑)。

3日目は天気は良かったけれど山の方は雲底が低くテイクオフも隠れていたのでちょっと心配でしたが雲も上がり始め良い感じに♪ブリーフィングも終わりすぐにゲートオープンすることに。。。準備に手間取って、スタートが遅れてしまいましたが、雲が張り出して先にテイクオフした人達は渋くなって降りていく。
扇澤さん、辻さんもテイクオフせずにタイミングを待っていた。晴れ間が出始めて残りの選手がテイクオフして行くのに混じって一緒に飛ぶ。三角パイロン2週目で地表付近の北風ガ強くなり始めまたまた渋々状態に。。そこで力尽きてしまい。
五竜のランディングに降りました。ランディングには選手が20名ほど。。
結局ゴール者は出なかったけれど成立してよかったです☆
次の筑波はフラットランドで、あんまりグランドサーマルが得意ではないけれど、弟に負けないようにがんばりたいと思います!

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