2003年度第一回【北陸地区】レスキューパラシュートリガー講習会レポート
 
3月9日(火)、石川県の鶴来町公民館にて、北陸支部のレスキューパラシュートリガー研修検定会が行われました。
JMB立山パラグライダースクールより関沢さんと若林さん。JMBとなみのパラグライダースクールより小塚さん。スカイ獅子吼パラグライダースクールより扇澤さん。ジャムスポーツパラグライダースクールより高田さんの合計6名が参加です。

今回の研修会を担当するのは前回の研修会でリガーマスターとなった宮田歩と堀幸雄。前回リガーマスター研修会で学んだことのすべてをみなさん伝えられるよう、前日から準備を重ねていました。





本日は9時スタートの予定でしたが、皆さん30分以上前から集合していたので、早めの研修スタートとなりました。
まずはスカイ獅子吼のクラブハウスにてリガーとしての役割や今回の研修会の趣旨を説明し、ポイントとなるレスキューパラシュートの開傘原理の説明がされました。レスキューパラシュートがフリーフォールで開傘する場合と、パラグライダーのアクシデントで開傘する場合の、シュチュエーションの違いによる開き方についても、実際にビデオを見ながら検証がなされました。多くのリパック経験があるインストラクターばかりですが、今までなんとなく考えていた理論が正確ではなかったことに驚き、改めて今回の研修会の重要性を感じていただきました。


その後場所を公民館に移し、早速正しい理論に基づいた基本的なりパック法を繰り返しました。疑問に思うことについてはすぐに質問が飛び交い、それに対してマスターの二人は、前回学んだことを随時みなさんに伝えていきました。そうこうしているうちに、研修会1日目はあっという間に過ぎていきました。









昨日は参加者全員が獅子吼のスタッフハウス泊でしたので、夕食後も夜遅くまで話すことができました。そして今日の講習も参加者全員が会場に早々と移動し、昨日の疲れも見せず、何度もリパックを繰り返しました。リパックし慣れていないロガロタイプなどは、一つ一つの作業を参加者全員で確実に確認しながらリパックしていきました。立山のペアは最高で12個。(たぶん?宮田君がログを持っているので要確認!)日頃からリパックをしている事が、作業効率の良さからうかがえました。他の皆さんも数をこなしていくうちにどんどん作業が早くなり、仕上がりも美しくプロの作品といえるものになってきていました。

最終テストではハーネスにセット完了した後にもう一度試し投げをすることや、そのときの引き出せる力の計測など、完璧を目指しリパック。今回の北陸地区の参加者全員が学科も実技も、きちんと理解していただけたことと思います。そして今回の検定会では、参加者全員がリガー技能証取得となりました。おめでとうございます。この研修会で、レスキューパラシュートの重要性について意識も高まり、フライヤーへの啓蒙活動の、とてもよいきっかけになったのではないかと思います。

これをスタートにさらにレベルの高いプロのリガーとなっていただけるように、今後の活動に期待したいところです。そしてリガーマスターである我々ももちろん、今後もさらに鋭意努力する必要を強く感じました。

レポート 堀 幸雄
 
 2003年度 第一回レスキューリガー研修検定会 合格者 
 順不同敬称略
 
氏名:所属スクールor会社:ライセンスNo、取得日
検定員リガマスター:宮田歩、堀幸雄
  
 扇沢 郁 若林 恵子 関沢 孝之
アエロタクト JMB立山PGスクール JMB立山PGスクール
R0314 2004/3/10 R0315 2004/3/10 R0316 2004/3/10
小塚 俊昭 初瀬 宗子 高田 昌平
となみ野PGスクール スカイ獅子吼PGスクール ジャムスポーツ
R0317 2004/3/10 R0318 2004/3/10 R0319 2004/3/10
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