J P A  I N F O R M A T I O N
レスキューパラシュートの経年劣化

 JPAではリガー制度が発足し、すでに7年が経過しました。「リパックを150日に一度する」ということをルール化することで、多くの安全を手に入れることができました。
 また、同様に「製造から10年を経過したパラシュートは使用禁止」ということもルール化しています。それはこの図を見れば一目瞭然です。

 
 
 製造時、劣化はなく100%の状態です。これが 使用するしないに関わらず、8年ごろを境に一気に劣化が進みます。これは、ドイツで8年ほど前にテストされたデータです。ドイツで販売されているレスキューパラシュートのいくつかをテストした結果が以上のようになります。
JPAではこのデータの結果を受け止め、このようなルールを作りました。また、JPAリガーは10年経過したパラシュートをパックすることはできません。 パラシュートが10年経過したら確実に壊れるのか、それはわかりませんが、ある一定のルールを取り決めませんと、安全を守ることはできません。レスキューパラシュートはラストチャンスです。どうあっても壊れては困るものです。パイロットのみなさんには、ご理解いただけるようお願いします。
 また、10年経過したパラシュートが どのようになるか、JPAリガーはそのテスト動画を持っています。ご覧になりたい方はリガーにお尋ねください。
JPA教育事業部
岡田 直久


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