リーグランキング計上対象タスクと加算対象タスクについて

競技事業部

 

これまでのナショナルリーグ・N2リーグにおける年間ランキング算出方法は

「成立したタスク本数の合計によって計上可能本数を決定する」

と言う方式を取っていました。

これまでのタスク計上本数

  • 成立~6本まで、採用タスクが3本
  • 成立7~9本で、採用タスクが4本
  • 成立10~14本で、採用タスクが5本
  • 成立15~19本で、採用タスクが6本
  • 成立20本以上で、採用タスクが7本

例えば「成立したタスクが8本」ならば、ランキング計上タスク数は4本となります。

■2017競技ルール「3.13 大会、タスクの成立条件」

全参加選手がテイクオフ出来る時間(例:参加選手人数×30 秒)が空いていたとき、ウインドオープン時間内に棄権を除く全選手がテイクオフして、かつミニマム距離を一人以上クリアーした時点で成立する。

としていました。しかし、この場合の問題として以下の「1」「2」の問題を指摘されていました。

  1. 得点の低いタスクも計上本数に数えられてしまう
  2. 成れによるリーグランキングの精度が本来の趣旨と違う懸念がある

2018年は、これらの問題を緩和するために次のようなルール改正となりました。

  1. リーグランキング計上できるタスク本数を決めるための対象タスクに条件を設ける。
  2. タスクバリディティが0.3以上の場合のみ、計上タスク本数を決めるタスクとして加算。
  3. ただし、リーグランキングには従来どおりすべてのタスクが計上対象となる。

2016年のリーグランキングを例に解説します。

新ルールが適用されると、2016年の計上本数は次のようになります。

「成立したタスクが8本」

「加算対象タスクが5本」

(例)2016年成立タスク

大会タスク名 タスクバリディティ 加算対象タスク
富士山1 1.000
富士山2 0.981
CooXC1 0.959
CooXC2 1.000
CooSP1 0.390
白鷹1 0.063 ×
八方1 0.201 ×
四国1 0.180 ×

白鷹、八方、四国はタスクバリディティが0.3未満なので、タスク計上数を決める加算対象タスクに含まれません。加算対象タスクが5本となり、ランキング計上本数は3本になります。

ただし、これはあくまでタスク計上本数を決めるための基準であって、タスクバリディティが0.3未満のタスクが切り捨てられる訳ではありません。従来どおり、それらのタスクは成立タスクとしてランキングに計上することができます。

例として、リーグ開始当初からタスクバリディティが0.3未満のタスクしか成立しなかった場合は次のようになります。

「成立したタスクが4本」

「加算対象タスクが0本」

(例)タスクバリディティが0.3未満のタスクしか成立しなかった場合

大会タスク名 タスクバリディティ 加算対象タスク
富士山1 0.269 ×
CooXC1 0.174 ×
CooSP1 0.259 ×
白鷹1 0.282 ×

加算対象タスクは0ですから採用されるタスクは3本となります。タスクバリディティが0.3未満のタスクであっても、従来どおりランキング計上されます。

このような形でランキング計上タスク数を決定し、運用します。