新型コロナウィルス感染拡大防止について

 

4月7日、政府より緊急事態宣言が7都府県へ発令されました。
これを受け、協会より今後の方針と皆様へのお願いを発表いたします。

日本パラグライダー協会の公認大会を、2020年度7月までキャンセルいたします。

パイロットの皆様へお願いです。

日々のニュースに注意し、必ず、日本政府、各都道府県、市町村等、行政機関の指示を厳守ください。
政府、行政からの緊急事態宣言をだされた都府県の方は要請に従い、不要不急の外出を避け、移動を極力少なくしてください。

私たち一人一人が、外出しないことで、リスクを回避することができます。
特に地方への外出は、厳に自粛をお願いいたします。
地方では医療機関が少なく、診療体制が充分ではない高齢化の町や村が多くあります。
都市部からの来訪に対して、拒否を表明している自治体もあります。
地域住民への影響をしっかりと考えましょう。

都市部での感染者増加が、感染リスクの低いとされる若者層に広がり、自覚症状のないまま活動し、高齢者などのリスクの高い人に感染させてしまうことは絶対に止めなければなりません。
現在の感染増加が止まらない都市部での状況が、地方に広がることを止めなければいけません。

日本全域で感染者が出ています。
地方に広がる可能性は高く、いつクラスター(集団発生)が発生し、新たな感染源が生まれても不思議ではありません。
緊急事態宣言が発令されていない地域に関しましても、今以上に注意深く行動してください。

あなたの行動が、みんなの命を守る事につながります。
専門家会議では、日本のコロナのピークはまだこれからで、従前と比べて一段と激しさを増していくとの意見も多くあります。

JPAにはスカイスポーツ文化を振興していく責任があります。
しかし、コロナウイルス感染拡大を受けて、今、求められているものは「社会への責任」です。
パラグライダーエリアでの感染は絶対に出してはいけないことと強く思います。

大切なのは命を守る事。
自分を守る事で、家族を守る、仲間を守る、弱い人たちを守る事につながります。
ウイルスの感染を避けるために私たちにできること、帰宅時や食事前などの手洗いとうがい、アルコール消毒。
感染拡大の要因である「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近での会話をする密接場面」の「三つの密」を避ける。
こうした事を意識しながら日常生活すれば、多くの問題は解消されるものと思います。
一人一人が、ウイルスを正しく恐れ、感染拡大を避ける行動を心がけてください。

世界での感染者数が120万人を超え、死者数が9万人に近づいています。(2020年4月9日11時現在)
アメリカやヨーロッパでは医療が崩壊し、終わりが見えない状態が続いています。
日本はかろうじてギリギリの状態を保ち続けています。
今後、どう進んでいくかは私たち一人ひとりにかかっています。

一人ひとりの自覚と協力で、一日も早い終息を心よりお祈り申し上げるとともに、パイロットの皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

JPA会長 小野寺久憲

 
 
copyright Japan Paraglider Associatiron all rights reserved.