Report By Mizunuma&Sho

■3月20日
TASK1
連日の悪天候もそろそろ終止符を打つときが来たのでは!?と思うぐらい、朝から太陽が雲の間から顔を覗かせ、雲自体は高層雲が時々通過する程度で良い天気の朝でした。

8:30のブリーフィングでテイクオフへ行くことが決定すると選手はいそいそとトラックに荷物を積み込み、選手はバスに乗り込んだ。我々の乗ったシャトルバスは何を間違えたのか、とーっても遠回りしていつもなら1時間で到着するはずが2時間以上かかった。荷物を載せたトラックが来たのは正午前でこれまたどこで何を間違えたのか遅かった。

そんなことはさておき、決まったタスクは
タスク:D01−G01(3kmスタートシリンダー)−D01−G10 →テイクオフから5kmのアウトアンドリターンの後、南西方向のゴールを目指す。}
タスク距離:47.4km
天候:おおむね良い天気だが、大気の状態は引き続き不安定で午後から積乱雲が発生する可能性有。
ゲートオープン:12:30 
スタート:13:15

テイクオフ付近は厚い積雲と高層雲のダブルパンチで日射が遮られ、12:00頃まで穏やかな状態が続いた。 レースの序盤は、わずかな日射の中だったのでなかなか雲底までいけなかった為にみんな苦戦した。スタート直後はコンディションが超渋くなり、わずかなタイミング、コース取りの差で扇澤、水沼、長島は切り抜けたが、宮田、只野はランディングした。

ちなみに、参加者128名のうち40名ほどのみがこの超劇渋地帯を抜け出した。 丘陵地帯を進むというのは、山岳部のフライトよりサーマルが不確実で単独でのフライトはかなりのリスクになる。また風向も場所によってまったく違うし、日射のある場所、日陰の場所が混在しているので集団で日射のある場所へと蛇行しながら進むといった感じだった。時には引き返すような形の進路変更もあった。その上、雄大積雲が行く手を阻み、明らかに雨が降っているのが分かるシャワーラインを避けて少しずつ進んだ。
ゴール方面と水沼、長島がフライトしてきた後方に雄大積雲が徐々に姿を変え積乱雲になっていくというとてもシビアなコンディションだった。

結局、ゴールしたのは16名。残念ながら日本チームではゴール者無し。水沼、長島はゴール手前4kmに降りた。

   



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