開催地 : 石川県白山市 獅子吼高原
リポート : 実行委員長 吉美太郎

■10月28日

大会2日目  昨日の嵐の天候がうそのように穏やかな晴れの朝。すがすがしい青空のなか受付を済ませた選手の皆さんは早速テイクオフへ移動。朝のうちは気温減率が低め、やや渋めのコンディションですが、お昼には次第に好転してくる予想もあり、30.9kmのタスクが発表されました。

今回、第26回目のデサントバードマンカップという冠大会でデサント社のかたがわざわざ大会に来てくださったこともあり、朝一番でタンデムで白山市の観光課の課長さんとともにフライトを楽しんでいただきました。26回の大会の中でデサントの方が空を飛んだのは始めてということで、記念すべき大会となりました。

さて、競技はウィンドテクニシャンが少しずつソアリングし始めたのを見計らって、ゲートオープンは11:00に決定しました。オープン直後に選手は次々にテイクオフ、しかしながら積雲がどんどん広がり、オーバーキャストに。選手の皆さんは、徐々にせばまってくる日照のある場所に密集しながら粘るも、多くの選手が次々にランディングせざるを得ない状況になりました。その様子をテイクオフで伺っていた後発組は、晴れの周期が来るのをゆっくり待ってからテイクオフ。


しかしその後は短い周期で雲が広がったり、晴れたりで、なかなか距離が伸びません。多くのの選手がリフライトに挑戦することになりました。その中、地元の五十嵐選手は粘りのフライトで一番乗りゴールメイク。その後お昼前後には予想通り条件が好転、雲底は低めながらも、稜線上に積雲が連なり20名弱の選手が次々にゴールを決めることができました。おめでとうございます。また今回は参加された選手皆さんに獅子吼の穏やかなサーマル条件でフライトを楽しんでいただけたのではないかと思います。

この日、獅子吼では普段見られないパラグライダーの花が常時空中に70機ほど咲き、地元の皆様がわざわざテイクオフやランディングに見学に足を運んでくれ、「こんなに飛んでぶつからないのか」とか、「どうやってとんでいるんだ」とか多賑わいでした。

閉会式では上位入賞者にデサント協賛品や鶴来地元のお酒など賞品盛りだくさん。手に持ち切れません。入賞以外の参加された選手にも、もれなく賞品を受取っていただくことができました。獅子吼名物「パラせんべい」のメダルがいい感じでしたね。紺青支配人ありがとうございます。

最後に、今大会を開催するにあたりまして、多大なるご協力をいただきました関係各所の方々、スカイ獅子吼のパイロット、スクール生の皆様、本当にありがとうございます。おかげさまで競技も成立、今大会をスムーズに、無事に楽しく終えることができました。来年も獅子吼の空を満喫しに皆様おいで下さい。ありがとうございます。




2日目、大会結果 パラメータ情報
  総合成績表
  C-1クラス成績表
  C-2クラス成績表
  C-3クラス成績表
  女子成績表
  チーム成績表


総合成績 総合成績表
  C-1クラス成績表
  C-2クラス成績表
  C-3クラス成績表
  女子成績表
  チーム戦成績表
  県別成績表(参考)



●上位選手のコメント
C-1クラス 第1位
陳 永豊 選手
前日の土砂降りの影響のせいか11時のゲートオープン時、天気は良いものの条件は渋々であっさりLDに降ってしまい、どうなるやらと心配していたが午後から急速に好転して得意のバンバンコンディションになりました。

時間のペナルティが無いルールだったから、すぐにゴンドラでリフライトに上がり、一緒に来ていたC2クラスに乗る友人と雲を上手く使いながらデッドヒートを繰り広げ、C2のグライダーもなかなか速いのを実感!!今回は優勝を強く意識していたので、精神的にプレッシャーを感じていましたが、途中フリーフライトをしている獅子吼エリアの友人からもガーグル内で声援を貰い、勇気付けられました。

タスク終盤、南の六角タンク−>北の梨笠山−>GOALを残すのみになった時、TO前のグライダーは上がっていなかったので戻って上げ直すと時間がかかりそう、GOALまでのLDは7で届くはず、だが折返し点の梨笠山は標高が高い尾根なので200mのシリンダーに入れるかは微妙・・・・かなり迷ったがリフライトなのでデパーチャーポイントはまず期待できないから、優勝を狙うには圧倒的時間差が必要なはず。ここはダイレクトに飛んで他の選手と差をつけるしかないと決断、届くかどうかハラハラしながら一直線にファイナルグライドしました。梨笠山では山沈しないように慎重に山肌をなめて僅か数mだがシリンダーにかすることが出来、Uターンでそのままゴール。

C2の友人も優勝し、結局同じ車で行った4人は全員賞品を貰って、帰りの車は満杯になりました。 土砂降りの土曜日はどうなるかと心配しましたが、扇澤さんのセミナーを聞く機会があり日頃気になっていたグライダーの挙動の疑問が一つ解決されました。また、午後からのペタンコも結果は散々でしたけど意外と楽しかったです、雨でも退屈させないイベントを用意してくれた大会運営スタッフには感謝です。

夜のパーティーでは充分な食と酒が用意され、大道芸もありで盛り上がり、半谷さんからはパーティー終了後まで熱くフライト技術についてアドバイスをもらい、とても勉強になりました。今まで獅子吼の大会では写真やGPSの設定ミスなどで勝った事がなく、獅子吼では勝てないという悪いジンクスが続いていただけに、今回の優勝は本当にうれしかったです。
来年も是非参加したいと思います。 ありがとうございました。


C-2クラス 第1位
角田尚久 選手
後日掲載。


C-3クラス 第1位
中村かおり 選手
後日掲載。


女子の部 第1位
小名木伸枝 選手
後日掲載。


チーム戦 第1位
チームジャム
後日掲載。


C-1クラス 1−3位   C-2クラス 1−3位

C-3クラス 1−3位   女子の部 1−6位

 
チーム戦 1−3位    

集合写真 クリックして拡大



このページの先頭へ