開催地 : 徳島県美馬市美馬町 三頭山エリア
リポート : 競技委員長 高木 弘志

■11月17日

朝から快晴!しかし、今期最も強い寒気が後ろに控えている状況で、昼を過ぎるとテイクオフレベルでは徐々に風速が上がり、2時頃には5m/s前後になるだろうという予報でした。

10時からテイクオフで開会式を行い、その頃には北側の阿讃山脈に時折出来る積雲の動きがかなり早く少々不安でしたが、時間が経過するに連れて遅くなり、テイクオフの風もサーマルコンディションになるにしたがって弱くなってゆきます。これは三頭山特有のいい時のコンディションで、これが続けば最高のレース展開が予想されました。

心配は風速のアップで、早い展開を期待しましたが11時を過ぎてもダミーの上がりがもう一つ。20分を過ぎた頃から良くなって11時30分ウィンドウオープンしました。35分で選手全員がテイクオフを完了し12時20分にレースが始まります。タスクはテイクオフから西方向のターンポイントを2往復半した後、東方向にある阿波麻植大橋のゴールを目指すタスク距離55.7kmのレースです。

このエリアの特徴は東西に伸びる大きいバレー。この日も平野部は早い時間から5m/s前後の西風が吹き、ゴール地点は1時半頃から強めの海風が入り始め、コンバージェンスによって出来た雲のラインがゆっくりと西に移動してきます。選手はより早くゴールに近付き、強いヘッドウィンドをどう攻略するかが問われます。
  レースは中盤から長島選手、吉川選手、扇沢選手、この大会5連覇がかかる只野選手が抜け出し、後続を引っ張る早い展開でレースが繰り広げられました。デッドヒートの末トップでゴールに入ってきたのは扇沢選手で平均速度31.4km/hの速さ。続いて8秒差で長島選手が入り、その後9名がゴール。ゴールに届かない選手が多数いましたが、心配した風もテイクオフで5m/sぐらいでそれ以上にならず、非常にいいコンディションでレースを終えることができました。



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