リポート : JPA教育事業部 岡田 直久

■1月22日
リガーおよびリガーマスター更新研修会・丹波

今日からJPAの冬の研修会がスタートとなりました。JPAでは継続的な研修をインストラクター、パイロットに行い、技術、知識の向上に努めています。特にこのリガーの制度が確立されてから空中でのトラブルは非常に減少しています。空中で手に負えない状況になれば、すぐにパラシュートを使用しようという感覚が多くにパイロットの方に身についたからだと思っています。

リガーライセンスは2年のみ有効とされた技能証であるため、2年に一度、研修会に参加し更新をしなければなりません。また、参加すれば自動的に更新できるものではなく、質の向上が見られない場合、更新はできなくなります。それだけ、レスキューパラシュート=ラストチャンスということを常に肝に銘じてパックをする必要がありますし、リガーはその義務を果たさなければなりません。

今回はすべてのパックをタンデムパラシュートで行いました。難易度が高いことは言うまでもありませんが、できなければなりません。また、加えて新しいことにもチャレンジし、リガーの資質向上に努めまし た。

ただ、日ごろどのような作業をされているかが、このような場ではすべて露呈されてしまうため、急にうまくやろうと思っても不可能です。9時スタートの講習は21時までおよびました。結果、すべての方が更新というわけにはいきませんでした。ラストチャンスのために妥協はしません。



場所:丹波少年自然の家
講師:岡田 直久(FAA PARACHUTE RIGGER)
講師:只野 正一郎(FAA PARACHUTE RIGGER)(2007JPAナショナルリーグ優勝)
協力:TAKパラグライダースクール



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