リポート : JPA教育事業部 岡田 直久

■1月23日
リガーおよびリガーマスター更新研修会・丹波

昨日に引き続き、第2回目の更新会です。9時前にはみなさん集合され開始。まずは2007年度にあった問題点に関して、そして今後起こりうるだろう事に対しての対応などを講義しました。リガー制度の確立とともに、空中でのトラブルが原因で怪我された方は激減しています。これはパラシュート=お守りといった古くからの悪い考えが払拭され、安全のためには積極的に使用するといった良い習慣が身についた結果かと思います。これは今までになかった画期的なことではない でしょうか。

さて、早速実技開始です。パック、インスペクション、リペア・・・リガーに必要な技術がすべて試されます。今回は2回目の更新の方が多いこともあり、比較的スムースに進行しました。ただ、応用が必要とされるシチュエーションでは、もう1つ知識が必要に思えました。正しい知識、理論を持つことがすべての技術を可能とさせるからです。

2年に一度更新会を行うことは必要不可欠です。定期的に技術を再確認する、そして新しい知識、技術を吸収することは、リガーのみなさんにとって大変有益なものとなるのではないでしょうか。

執行部ではJPAのリガーに対しては妥協のない技術を要求しています。裏を返せば、JPAのリガーがパックするものと、そのほかの方がパックするのとでは雲泥の差があるということです。

徹底した研修は今日も夜8時まで行われました。お疲れ様でした。






遅くまでお手伝いいただきました、TAKパラグライダースクールの佐野さん、びわ湖スカイパークの山口校長、ありがとうございました。

まもなくJPAのナショナルリーグ第1戦が静岡県朝霧で行われます。ルール上、JPAのリガーによって150日以内でパックされたパラシュートを装備しなければ大会に出場することは不可能です。選手のみなさんはお忘れのないよう準備をお願いします。

有効な技能証を持ったリガー名簿はJPAホームページでご覧下さい。
>JPAレスキューパラシュートリガー名簿一覧

場所:丹波少年自然の家
講師:岡田 直久(FAA PARACHUTE RIGGER)
講師:只野 正一郎(FAA PARACHUTE RIGGER)(2007JPAナショナルリーグ優勝)
協力:TAKパラグライダースクール



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