今日も快晴の朝です。心配されていた西風も弱く、予報は最高!選手の皆さんも気合十分でテイクオフへ移動となりました。南よりの風のためセカンドTOへ集合です。テイクオフ正面には岩手山が逆転層の上にくっきり良く見えます。1200mのテイクオフより上空はクリアーなのですが、下層は白い靄がびっしり・・・。強い逆転層がブレークするまでウエイティングとなりました。ブレーク後のサーマルトップは1500m予想。
13:00まで待ちましたが、やっと逆転層の上昇とともにダミーも上がってきました。タスクはテイクオフのある前森山の南東面を周回するタスクが発表されました。ゲートオープンと共にオープンクラスの選手から次々とテイクオフ開始。テイクオフ前のサーマルで順調にガグリングしていきます。先頭を引っ張るのはナショナルリーガーの鈴村選手と清水選手です。1500mまで上げきり、次々とパイロンをクリアしていきます。このまま順調にゴールするかと思われましたが、強い逆転層による下層の南風は予想よりも強くサーマルを吹き飛ばしていきます。手ごわいコンディションに平野部のパイロンをクリアーできません。
そんな中、グランボレの岩村選手は2周目までクリアし、このままゴールか!?と思われましたが、10.5kmに無念のランディング。残念ながらタスクをコンプリートする選手はいませんでした。
結局オープンクラスは岩村選手が優勝!チャレンジクラスは遠く兵庫から参加していただいたTAKパラグライダースクールの長谷川選手でした。チャレンジクラス優勝の長谷川選手には豪華Suuntoの時計が送られました。おめでとうございます。
絶好のコンディションかと思われましたが、この強い逆転層は想定外でした。十分な日射で作り出されるサーマルも逆転層により蓋をされた分、横風となって強風となってしまったようです。この時期の最高のコンディションとまでは行きませんでしたが、皆さん安比の空を楽しんでいただけたと思います。
東北での大会を盛り上げようと集まっていただいた、山形 トントンとんびパラグライダースクールの植木校長、秋田 寒風山パラグライダースクールの小野寺校長、また地元七時雨パラグライダースクールの立花校長を始めスタッフの皆様、お疲れ様でした。参加した選手も安比高原の皆様の暖かいもてなしと、広々としたフライトエリアに感激しました。来年もこの安比高原でチャレンジリーグ開催をお願いいたします。
ありがとうございました。 |