開催地 : 石川県白山市 獅子吼高原
リポート : テクニカルデリゲート 大澤行英

■9月26日

大陸からの高気圧が張り出してきて獅子吼にとって裏風となる北東風。前日の25日に同様の風でも隣のジャム勝では飛べたということもあり、急遽ジャム勝エリアに変更しての大会開催となりました。

朝、ほとんどの選手はジャム勝エリアに集合してくれていて気合いの入りようを感じました。リーグも終盤戦、少しでも高いポイントが選手の皆さんにとっても欲しいところです。皆さまより承認をいただき、ジャム勝エリアにて初日のタスクが開催されました。
テイクオフを覆うガスが切れても、中々日照が差し込まなかったのですが、地元パイロットの予報ではサーマルは1400mまで上がる良いコンディションになる!という、言葉を信じて、オープン 32.6Km チャレンジ 23.9km のタスクを発表しました。あとはサーマルが出るのを待つばかりです。

 

11時すぎ、上空の雲は厚いものの既に平野部では日照があり、対流が始まっていることがうかがえます。ダミーもソアリングを始め、11:30にゲートオープンが発表されましたが、サーマルが無くなりゲートオープン時刻を再検討したうえで、再びサーマルが出始めた12:00にゲートオープンとなりました。

ゲートオープンと同時にナショナルで大会に慣れている選手たちがどんどんテイクオフしていきます。そのあとをランキングの上位を狙う選手や初めて大会を参加する選手が追いかけます。しかし、またしても上空を厚い雲が覆い渋いコンディションが選手たちを苦しめます。リフライトを余儀なくされた選手たちもたくさんいました。

テイクオフする選手たちも一旦様子を見るためにウエイティング。デパーチャークローズとなる1:30頃から再びコンディションはどんどん良くなり、ウエイティングしていた選手もリフライトの選手もどんどんテイクオフしていきます。テイクオフ南サイドのサーマルポイントではナショナルリーグさながらのガーグルが出来、チャレンジクラスの選手の技術が益々上がっているのがうかがえます。サーマルは予想通り雲底1400m付近まで上がりレースはどんどん展開していきました。

夕方に近づくにつれサーマルが終息に向かいましたが、サーマルの渋い時間帯を上手くしのいだ、扇澤選手、大澤選手、中村選手三名がゴールしました。エラップスタイム計測で、一番短い時間でフルパイロンした中村選手がタスクトップとなりました。

フライト終了後は各選手獅子吼エリアへと移動し、テイクオフ横のスカイ獅子吼でやけいを見ながらパーティーで歓迎を受けました。大道芸、じゃんけん大会など催し物も用意されていて、大いに盛り上がり親睦を深められたのではないでしょうか?



オープンクラス 1日目、大会結果 オープンクラス 総合成績表
  オープンクラス 女子成績表
  オープンクラス チーム戦成績表
  オープンクラス パラメータデータ

チャレンジクラスラス 1日目、大会結果 チャレンジクラス 総合成績表
  チャレンジクラス 女子成績表
  チャレンジクラス チーム戦成績表
  チャレンジクラス パラメータデータ



このページの先頭へ