リポート : 水沼 典子

■7月13日
TASK2は昨日よりサーマルコンディションも良さそうで、リッジ伝いに東に約20km進んだ後13km南下、後また東に10kmほど進んだが工場をとり、北に戻ってゴール、の61kmタスクが組まれました。

ここのエリアのそばには飛行場が2箇所あり、高度制限が設定されます。日によってこの高さは変わるそうですが、昨日も今日も標高2350mがリミット。これを越えれば0点ですし、2300m以上からペナルティが課せられます。しかし、高度を気にするまでもなく今日の雲底高度は約1500m。タスクの後半はほとんどなだらかな丘陵地帯をこの高さで移動するので、日本のクロスカントリーフライトに似ているかもしれません。

13:15スタートで、レースはほぼ2つのグループで進んでいきます。最初のリッジ沿いはほとんど同じようなペースでしたが、南下する際、少し風上側から進んだグループのほうがより高い高度でパイロンをとることができ、最後のターンポイントの大きな工場へ向かいます。ここで明暗が別れました。工場へ進路を向けると海風が南東側から侵入してきており高度の低い選手はこの付近に次々にランディング。高度を保ってこの工場をとることができた選手は、工場から立ち上るサーマルに乗って、後はフォローをしょいながらのファイナルグライド。

今日のトップはイタリアのVITALE選手で2時間57分。呉本選手が3時間53秒で7位に入っています。

>>PWCクロアチア 成績表

テイクオフ前    
     
   


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