リポート : 水沼 典子

■7月15日
今日も天気予報は昨日とほぼ同じ。ただし、雲底高度は1600〜1700mくらい、と少し高い予想です。しかし、発表されたタスクはリッジ沿いに2往復してゴールへ、というシンプルなものになりました。昨日ほとんどの選手がリッジから離れたパイロンを取れなかったのであまり離れないコースとしたようです。

ゲートオープン13:00、1時間後の14:00スタートでレース開始。今日で4日目のフライトですが、いつもスタート前に空中待機している時のサーマルコンディションが一番活発に感じます。今日も14時頃には雲が張り出し、日射がさえぎられてしまいました。リフトも終息に向かいますが、ここでなんとか高度を下げないよう、慌てて移動すると自滅の道へ向かってしまいます。非常に長い時間に感じられましたが、陰っていたのはほんの10分くらいで、その後またいつもの強烈な日差しが照りつけ、再びリフトが出始めました。

この時間をうまくしのいだ選手は、サーマルトップは低いものの確実に移動していき、今日は41名ゴール。今回の大会中一番多いゴール者が出ました。なお、今年からワールドカップでは得点計算にGAP2007が採用されています。これは、先行してタスクをこなしていくとボーナスポイントがつくので、ゴールした時間通りの順位ではなく入れ替わったり、またゴールしていなくてもゴールした人より順位が上になることがあります。どんどん積極的に飛ばなければなりません。今日のタスクも順位の入れ替わりがありました。

>>PWCクロアチア 成績表

軍のトラックで機体運搬   TASK3TOPTEAM
     
 
7月15日   Goal


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