リポート : 水沼 典子

■7月16日
毎日快晴の空です。陽射しはきつく、油断すると熱中症になりそうです。

今日は北〜北東の風予報で、予報どおりであればテイクオフはフォロー、タスクもこなせずキャンセルとなりそうです。しかし11時を過ぎた頃からアゲンストが入り始め、ウィンドダミーもフライト、順調です。天気は本当にわからないものです。フライトできればコンディションは良い、ということでTASKはリッジ沿いにいると北東風の影響でタービュランスになってしまうので、早めに山を離れ南西方向の沖に出てから東のゴールに戻る61.2kmのレースとなりました。

13:10ゲートオープン、14:10スタートでレース開始。テイクオフ周辺は雲底1700m前後、今日もスタート前のコンディションが最高です。移動を開始するととたんに渋くなりそこまで上がりません。スタートを取り、平野に出るとサーマルを見つけるのが非常に難しくなります。非常にゆっくりとしたペースで少しずつ移動して行き、最初2つのグループに分かれていた集団も、2つ目のターンポイントをとる頃には一つになって行きました。このターンポイントは大きな工場だったので、通常ならそこからサーマルが出ていそうです。しかし、その上空に行っても機体はピクリともせずあたりは静穏。空気の動きが感じられません。

大集団であたりを飛んでいたのに誰も上がる気配がなく、なんとここでその大集団が一斉に降りてしまいました。ここをじっくり観察し、より高い高度でクリアした半分くらいの選手が生き残り、レース続行。そして3つ目のターンポイントでまた半分くらいの選手が生き残り、今日のゴールは28名でした。

>>PWCクロアチア 成績表


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