リポート : 競技事業部 小林 泰

■5月1日 大会6日目
弱い西風が吹く快晴の大会6日目。良いサーマルコンディションを予想したタスクコミッティは81kmのクロスカントリータスクを設定しました。

テイクオフの7km北にあるスタートポイントをとって、まずは15km続く尾根上を南下。JPAチームはアクセル全開で尾根上を駆け抜けます。

尾根の南端で上げきると平野に出て行きます。先頭グループは思ったよりも低い雲底と前日までに比べて弱いサーマル活動に苦戦し、一気に後続に飲み込まれます。平野を20km南下した後は、蛇行する川に沿って39km東のゴールを目指します。

低い山や川が山にぶつかって大きく蛇行しているところで1600mのサーマルトップまで上げて先に進んでいきますが、ゴールまで20kmを切るとサーマルトップは1000m前後になります。それでも追い風とアーベントによる上昇風を使って22人のパイロットが生き残り、ゴールしました。

積極的に攻めたJPAチームからゴール者は出ませんでしたが、水沼選手は最後の最後まで飛び続け、ゴール手前1.5kmまで距離を伸ばしました。


 



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