リポート : JPA教育事業部 岡田 直久

■2月9日(火)
暖かい風の吹く朝となりました。前線に吹き込む風は強く残念ながら今回の更新会でフライト実技を行うことはできませんでした。

朝8時前にはすでに皆さん集合。さっそく伊豆フライトハウスの鈴木さん、恩田さんのご好意でクラブハウスをお借りして会場設営。8時半には開始となりました。

まずは午前中いっぱいを使い、上級講習に関して。ランディングでの事故を減らすためには正しい操縦が要求されます。もちろん、場周アプローチを正しく理解し機能させることが一番ですが、気流の変化があるときにはこれだけでは対応しきれません。「揺れ」を正しく理解し、気流の変化に対応できる技術を身につける必要があります。

内容にはみなさん興味が高く、非常に盛り上がった講義となりました。午後は内容を一変させ、事故に関すること、2009年の傾向、今後の予測と傾向などみなさんの意見を伺いながら講義を進行しました。やはり事故に関する考察はみなさんで話し合うと色々な意見が出て有意義なものとなります。

ヒューマンエラーブック完成、事故激減、補助動力技能証開始と昨年も色々なことがありました。今シーズンも毎冬恒例の全国での研修会、そしてパラグライダーレスキューBOOKの製作と休むことなく動いています。これらは全国のスクールが同じ意識、意志であるからこそ行えているのだと思います。今回の更新会も同様。形式的なものではなく効果的なものとなるのはインストラクターのみなさんが同じ方向を向いているからに他なりません。

今回は伊豆フライトハウスのほのぼのしたクラブハウスで比較的リラックスしながらも、良い緊張感をもってセミナーを行うことができました。


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