巡回コーチング ウィンパルパラグライダースクール(北海道) 6/17(準備日)

朝6時の飛行機を乗るころ、羽田周辺は梅雨空が広がっていましたが、北海道に到着するとそこは爽やかな青空。浅田校長に迎えに来ていただきさっそく赤井川村に移動しました。過去、JPAのセミナーでお邪魔していたのはすべて冬、新緑まぶしいこの季節に訪れるのは初めてです。エリアに到着するとすでに強めの風が吹いていましたが、パイロットのみなさんは9時前にすでに2本フライトされたそうです。

初めてのエリアですのですぐにフライトしたかったところですが、まずは準備。そして広大なランディングでグランドハンドリング。たっぷりといい汗をかき目も覚めました。

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夕方には風もおさまりフライト。最大限の効果が出せる練習はなにか色々と考え試しながら、西日を浴びたランディングに降りました。

最終的に自分なりに決めたテーマを再度佐々木インストラクターと相談し、明日のテーマを確定しました。


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アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/15(最終日)

 天気予報を見て今日は朝早く立山エリアに移動。さっそくエリアルールを確認し、静穏のうちにテイクオフへ。実際の検定会の模擬を行いました。2本目はやや対流が起きつつありましたがランディングを極楽坂に変え、無事フライト。

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 課題が見えたところで、次は山野に移動しグランドスラローム。みなさん、実技の意義は理解されていましたのであとはそれを表現できるかどうかです。こちらも昼過ぎまでたっぷり練習。

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 昼食を軽くはさみ、すぐにランディング横の林の中でパラグライダーレスキュー。立山のパイロット(リーダー)にもお手伝いいただき、時間短縮。リードでの木登りを実践。その後、自己脱出のトレーニングを行う予定でしたがタイムアップ。トレーニング中にはX-Alpsに出場される扇澤さん(JPAスーパーバイザー)も撮影隊とともにお見えになりました。


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 3日間かけ、保険の話から始まり教育学、ヒューマンエラー、気象学、法規、航空力学、マテリアル、フライトテクニック、レスキューとすべてとはいかなかったまでもほとんどを網羅することができました。最後に受講された方に感想をうかがいながら総括。大切なのは姿勢、意識をこれからどうするかです。この30時間以上におよぶ講習をお役立てください。検定会に向け、各スクールに戻り練習、勉強されると思います。是非、ご協力をお願いします。


 今回の研修会ではスカイ獅子吼パラグライダースクール、JMB立山パラグライダースクールのみなさまに大変お世話になりました。ありがとうございました。


アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/14(2日目)

朝8時の開始のころには雨も上がり爽やかな風につつまれました。今日はワークブックからスタート。指導者であれば内容を熟知していることはもちろん、それぞれの科目をどのように講習できるかが重要です。午前中いっぱいで終えるつもりでしたが、思いのほか時間がかかりワークブックが終了したのはお昼を挟んで15時すぎ。どれほどのことを語れるか、どれほどの伝える手段を持っているか、これはどれほど勉強したかに他なりません。最近では様々な情報をインターネットから簡単に引き出すことができます。ワークブックの一言一句を「なぜ?」という気持ちをもって読み書きする必要があります。

模擬試験を行い、夕方からようやくフライトテクニック。これも同様、教本に書かれていることをどのように効果的に指導できるかがポイントです。講習生に最短時間でステップアップしてもらい、また楽しく、確実な技術を身につけてもらうことがインストラクターの使命でもあります。

今日もすべての講習を終えたのは20時。明日最終日は会場を立山に移し研修を行います。朝一のゴンドラに乗る予定です。
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アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/13(初日)

 今日から3日間、北陸でアシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会が開催されます。今回の受講者は少ないものの、少しでも意志のあるパイロットを今後のパラグライダー業界のために育てることも、JPAとしての使命です。ただし、安易に技能証を出すことはありません。JPAの求める理想を崩すことなく妥協せず今回も開催です。

 はじめに今回の趣旨説明。そして「インストラクターとは」。どうあるべきか、求められる資質とはもっとも大切な部分の講義からスタートです。技術があることはもちろん、それを伝える能力があるか・・・また危険管理能力、事故対応能力と求められる資質は数多くあります。

 そして「保険」。JPAにはスクール、インストラクター、パイロットのために数多くの保険を用意しています。もちろん、保険のお世話にはなりたくないものですが、避けて通りないものでもあります。その際にみなさんを最大限バックアップできる保険を用意しています。説明しながらもこれだけの保険に私たちは守られているということを改めて実感しました。またこれだけの保険を数多く持っているのは、インストラクターの質の向上という当初の保険会社と約束を果たし、なおかつ事故の減少を達成しているにほかなりません。

 実際の事故ケースを交えながら保険に対する理解を深めました。ここですでに時計は13時半。時間は大幅にオーバーしましたが、指導者として必ず正しく理解しておくべきことです。

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 昼食をはさみ、「パラグライダー教育学」。JPA発足しいち早く製作した本がこれです。非常に概念的とも思えるこの分野をクラウス氏がわかりやすく解説し、執行部員がその思いをしっかりと理解し、翻訳をしました。無線で話すぎない、素早いフィードバック、飛行計画の作成、効果的な指導とはどのようなものか十分に時間をかけ講習を行いました。

 続けて事故解析とヒューマンエラーについて。これも教育学同様に概念的なものとなりますが、ヒューマンエラーブックを完成させることで、事故要因をはっきりと区分けしわかりやすく事故を解析できるようになりました。環境要因とはなにか、影響要因とはなにか、ヒューマンファクターズとは。パラグライダーの事故に置き換えながら理解を深めていきました。
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 初日の今日の内容がインストラクターとして知っておくべき、マスターすべきもっとも重要な事柄です。これさえ正しく理解して、この考え方に基づき指導を行っていただければ、おのずと技術指導、学科講習はうまくいくはずです。日は長くなったものの、終るころには日も暮れました。明日は8時開始です。


アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会

明日から3日間、「アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会」が獅子吼、立山エリアを会場に開催されます。JPAの指導者になるためには、まずは3日間の養成研修会、そしてその後2日間の検定会に参加し合格しなかればなりません。良いパイロットを育てるために良い指導者の存在はかかせません。


まずは3日間、教育学、ヒューマンエラー、ワークブック、フライト技術、パラグライダーレスキュー、パラシュート・・・指導者に必要な科目すべてを学びます。