立ち上げ練習も十分注意を!

春本番を迎え、パイロット、講習生のみなさんも徐々にエリアに顔を出し始めているようです。
春風のパワーは時には強烈で、フライトには細心の注意を払っていることと思います。
フライトが難しいと判断した場合は、ランディングや講習場で立ち上げ練習や基礎練習をすることも多いのではないでしょうか。
春の気流の変化は空中のみならず、ランディングや講習場でも同様です。フライトできない、でも天気は良いし、せっかくだから立ち上げ練習ぐらいは・・・といった思考には多くの方がなるはずです。さらに、パラグライダーを小さなものにすれば大丈夫だろうと安易に考えて練習をしていないでしょうか。パラグライダーを小さくすることで、さらに風が悪い中で練習することは避けなければなりません。

春のコンディションはまだまだ続きます。特に今年のゴールデンウィークは10連休、多くの方が遠征をしたり、慣れないエリアに飛びに行ったりすることが増えると思います。

シーズン本番、今一度気を引き締めてパラグライダーをしましょう。

JPA安全普及事業部


2019 JPA安全対策会議を開催しました


今年もJPA安全対策会議を開催させていただき、全国各地から会員の皆様にお集まりいただました。
2018年に発生してしまった事故から何を学びどう生かしていくのか、安全普及事業部からの提案に皆様のご意見を反映させて2019年のJPAの安全対策に対する取り組みテーマをまとめることが目的です。

残念ながら2018年は重大事故が複数件発生してしまいました。非常に残念ではありますが、我々は2度とこのような事故が再発しないように、しっかりと学び、今後の安全対策への取り組みに生かしていかなければなりません。



2018年はベテランパイロットによる事故が目立った年でした。グライダーやハーネスはどんどん進化し、その特性や対応する技術は変化しています。人間は意識して新しい情報を入れ、トレーニングしなければ道具進化に置いていかれてしまいます。我々はどのようにして、パイロットの皆さんにこれらの情報を伝えていくことが出来るのか?



目に見えない道具の劣化が思いもよらない事故を生むことがあります。ラインやカラビナはパラグライダーにとって要となるパーツですが、劣化具合を確認することが非常に難しい部分でもあります。
劣化を実感するのは破断してから。それでは手遅れです。ではどうするか?



これまでも安全対策に対して真摯に取り組んできましたが、まだまだ考えるべきことはたくさんあります。
今回も多くの会員の方々にご参加いただき、有意義な時間を過ごすことが出来たと感じています。
そして、今年2019年に取り組んでいく具体的な内容も打ち出すことが出来ました。



それらに各スクールで試行錯誤しながら取り組んでいただき、フライヤーの皆さんがより安全にパラグライダーを楽しんでいただくことが出来る環境になりますようJPA安全普及事業部としてサポートさせていただきたいと思います。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

2019年もHappy Landing!!


安全対策会議開催日程

2019年の安全対策会議は3月6日(水)に開催いたします。詳細に関しては追ってスクールのみなさまにご連絡いたします。よろしくお願いします。


カラビナは定期的に交換を!

カラビナには寿命があります。市場に出ているカラビナは2000-2500kgほどの破断強度があります。しかしながら、フライト中の振動によりカラビナにはダメージが蓄積されます。

振動:
フライト中、カラビナには一定の荷重がかかっているわけではなく、30~200kgの力が不規則に掛かっています。この振動を受けるたびに、カラビナは変形しています。
残念ながら、そのダメージの具合は視認することができません。



ツリーランディング回収

JPAではパラグライダーレスキューのシステムを導入して以来、大変大きな成果を上げています。先日もスクールの異なる2名のレスキューレベル所持者がツリーランディングの救助にあたりました。まずは現場を見てどのような救助をするか決めるわけですが、同じ教育を受けていますので、お互い「同じ言葉」で会話ができるのでその意思決定が非常にスムースに行えます。これは大変重要なことです。また、救助中も間違いを起こすこととなるような言葉は使用しません。たとえば、「ビレー取って」という言葉を聞いた場合、人によっては「ビレーをセットする」また「ビレーを外す」と解釈します。ひとつの言葉でまったく真逆な意味をなすことがあり、安易にそのような言葉を使うことは危険です。
いくら救助できる人が何人いても、コミュニケーションができなければ現場では機能しません。そのために、レスキューレベル認定証は定期的に更新会に参加する必要があるわけです。そこでは技術、知識を身につけることはもちろんですが、お互いが関わり合い研修を行うことでコミュニケーション能力を磨きます。