日本パラグライダー協会

会員の皆様からお寄せいただいた「ひやっとしたこと(インシデント)」を分類し、分かりやすくご覧いただけるようにしました。スクール様だけでなく、一般フライヤーの皆様にもぜひご覧頂き ご自身の安全フライトにお役立てください。

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空中接触

【発生時間】 11:00~
【性別】 男
【経験年数】 5年
【パイロットレベル】 エキスパート
【年間フライト日数】 ~50日
【天候状況】 晴れ、曇り
【風速】 3m/s
【状況】 サーマル発生
【内容】
テイクオフ前でリッジソアリング中の2機が正面衝突。同空域には10数機ほどがフライト。
こちらのパイロットが相手のエアインテーク付近にぶつかりました。直後、すぐに離れ双方ともパラシュートを開傘し
ツリーラン。

【考えられる要因】
空域はリッジソアリングをするパイロットで徐々に混みあいだしました。こちらの会員には無理に飛ばないようアドバイスしましたが、時折発生するサーマルでなんとか上げようとリッジ帯に留まった。実際はこのような空域でセンタリングするのは難しい状況でしたので、早々に諦めるべきでした。
どちらが悪いとは言いかねませんが、その空域を飛んでいたパイロット全員がそのような意識を持つべきでした。

同じ山に複数のクラブ(またはスクール)があるため、共通の無線での指示ができない。

過去に同じような状況で空中接触がありましたが、ここ数年はなかったのでまさか発生するかとの判断に甘さがあった。

パイロットは向上心が高く、このようなコンディションでも人より高く上げようとの意識が強かった。


2013/12/23