今年9月にDHVからSAFETY NOTEが3つ提出されました。どれも、ハーネスとレスキューパラシュートのコンビネーションによっては、ハーネスからレスキューパラシュートを引き出すことができないといった問題です。
DHVではハーネスを認証する場合、レスキューパラシュートを実際にアウターコンテナに収納し引き出せるかどうかを確認します。ただし、1タイプのみですので、すべてのレスキューパラシュートがそのハーネスで使用できるわけではありません。
このコンビネーションに関して、現在DHVは非常に憂慮しています。
グリップの取り付け位置を変えれば、解決される場合もありますが、それによって新たに生じる問題もありますので、いずれにしても知識のある方に解決してもらうのが最善の方法です。また、ヒップコンテナで見受けられる問題として、収納の仕方によっては非力なパイロットでは引き出すことができないといったことも報告されています。
国内でもこの夏、グリップを引いたらインナーバックだけが出てきた という想像しがたい事故が発生しています(幸い、一命は取り留めていますが)。
JPAでは、リガー研修会のたびに、このような問題は提言していました。それを解決するのが「リガー」です。スクールでリパックをするにはリガーが絶対に必要です。リガーの方はリパックを徹底させること、そして妥協せずリパックすることが絶対に必要です。 |