曇りのち晴れ。
朝、期待した青空は無かったが今年最初のJPAナショナルリーグ第一戦第2回パラグライダーカップイン富士山が始まりました。
雲が多いものの予報はなかなか良い。選手は急いで受付とダウンロードを済ませ、早速テイクオフへ。予報よりは雲が多く、ときたま、雪がぱらつきました。
タスクはエラップスタイムレース。天使ヶ岳の3kmのビックシリンダーを越えたらスタート。西富士の砂防ダム、天使稜線上WP、そして養毛を回って大倉ダムより更に南の土岩ゴール。
10:30にウィンドオープン、選手は確実に高度を上げて後ろの山へ、雲底は1800m、日差しは少ないが尾根上の雲底付近は下がらずハイスピードの競技展開になった。
エラップスタイムレースなので選手本人がスタートする時間を選べる。ゴールした中で一番早くスタートしたのは10:56にほとんどの選手は11時から11時半にはスタートしたようだ。
空中は非常に寒く、雲底では雪がちらつく。いつもの朝霧よりはサーマルは弱い?が雲もしっかりしているので手をブルブル震わせながら飛んでいたパイロットが多かったと思う。
一番最初にゴールしたのは5吉川選手だった。後半、雲が広がり渋くなったが48人がゴールした。
その中で3只野選手が11:49にスタートして1時間ジャストで最速でゴールしてタスクトップになった。
2位は12山田選手、3位7小幡選手。女子トップは27水沼選手でした。
エラップスタイムレースで満点(1000点)を取るためには、ゴールした選手の中で一番最初にスタートして最速タイムでトップでゴールしなければいけない。早くスタートすることと早くゴールすればデパーチャーボーナス(出発ボーナス約50点ぐらい)とアライバルボーナス(到着ボーナス約100点)が多くもらう事が出来る。しかし、スタートを遅らせるとそれらのボーナスが少なくなる、もしくはほとんどもらえないので確実に最速タイムを狙わなければいけない。
その事を考えて3只野選手は他の選手より20分以上スタートを遅らせて2位と5分以上速いタイムでゴールしたことは、非常に驚くべき事である。
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