翌朝は昨日の雨の影響もあり雲が広がり、早い回復を待つことになる。しばらく選手達は本部で待機し、徐々に雲も切れ始めてきた10時にテイクオフでブリーフィングを行うことになった。
時間の経過とともに雲底も上がり、昨日同様平野部分に日差しが出始める。今日も北風ベースでの予報で、強くならないという想定で若栗をスタートし五竜から対岸に渡りハイランドスキー場から八方へのゴール設定で10:35ゲートオープン。
先頭グループは、若栗を早々とリターンし栂池の阿弥陀山で高度を稼ぎ五竜方面へスタートする感じだったが阿弥陀の活動が遅くスタックしている間にセカンドグループ、サードグループと阿弥陀に集結してしまった。サーマルを待ち高度を獲得した選手達が岩岳方面に動き始める頃より北風が徐々に強くなり始めた。
若栗から栂池ゴンドラ稜線間の北風とサーマル活動により徐々に大気も荒れ始め、八方ランディング、五竜ランディング方面のスタッフからも地上風が強くなってきた報告が入る。フライとしている選手達の動きも明らかに乱れた空域での動きに変わり、平野部の風が突風が入るようになり継続を断念しキャンセル。強い風の中、全選手のランディングを確認し終了。
グラブハウスでは、選手にこれも栂池恒例のうどんが振る舞われ、用意した地元特産品の賞品の抽選会に、偶然であるが抽選会で多くの女子選手達がゲットし大いに盛り上がり、残念ながら成立はしなかったものの初日のフライトが選手達に新たな可能性を見いだすフライトが出来た大会として閉幕した。
今回の大会では新たに木崎湖方面にターンポイントとランディングを確保し、南風ベースの際には、シンプルに木崎湖アウトアンドリターンを設定し、様々なルートを選手達が模索するようなレースを考えていたが、気象条件に裏切られ次回に持ち越すこととなった。 |