日本パラグライダー協会
 
 
 
 
 
2005年度JPAレスキューパラシュートリガー・マスター研修検定会
リポート
レポート:教育事業部 岡田 直久
 
【3月1日(火)〜3月3日(木)】

<講師>
FAA Master Rigger 藤原 誠之
FAA Master Rigger 藤原 京子

<アシスタント>

岡田 直久(KPSパラグライダースクール)
只野 正一郎(TAKパラグライダースクール)

<参加>

幸路 尚文(ジェネス)
産本 元 (N.C.おおさPGスクール)
鈴木 孝世(MAPS)
辻 強(エアパークCOOパラグライダースクール)
西野 力也(今井浜フライングクラブ)(リガーマスター)
 
  

3日間の日程で栃木県はアドバンスエアスポーツのロフトを会場にリガーマスター研修会が開催されました。目的はリガーを養成できる指導者の育成です。ほとんどの方がリガー研修会をすでに受講しているので、より深く入り込んだ内容で研修会は行われました。

20個のパックはもちろんのこと。パラシュート、ハーネスのインスペクション、ミシン、修理など。朝8時から夜7時まで作業は行われました。もちろん、随所に講師のアドバイスを受けながら、そしてデモンストレーションを見ながら理解を深めていきます。すべての基準は世界的なスタンダードのFAA(アメリカ連邦航空局)のレギュレーションです。それに照らし合わせながら何が必要か?何をしなければいけないか?を学びます。

そこまでしなければいけないのかというところまで、コンマ一秒でも開傘を早く、そして安全な状態にパラシュートを維持するために学びました。レスキューパラシュートにこれだけの努力をしなければいけないのかと思う方もいっらっしゃるでしょうが、『ラストチャンス』だからことこれだけの努力割かなければいけないのではないでしょうか。

今回は3日目に学科試験、実技試験を行い、総評を頂き終了となりました。終えてみて、学ばなければいけないことはまだまだたくさんあり、3日間でさえ短く思えました。すでにリガー、リガーマスターの方であれば、いつでもアドバンスエアスポーツで勉強することができます。是非、時間を惜しまずより一層の技術、知識の向上をしていただければと思います。

2月に2名がFAA Senior Riggerに合格したことも加え、JPAのリガーシステムもよりFAAのスタンダードに近づき、そしてパラグライダー界では世界をリードしたものとなってきています。楽しく安全なフライトのため、『レスキューパラシュート=ラストチャンス』というこ を真剣に受け止めJPAは妥協せず邁進していきます。
パック前にシリアルナンバーを確認します。
 
随所に藤原氏のデモンストレーションが行われました。
 
朝8時 パック開始 夜7時パック終了
より専門的な知識に触れた学科試験が行われました。
 
一つづつ確実にパックは行われていきます。  
ミシン
 
パラシュート修理のために準備。色々なことを学びます。

レスキューパラシュートリガー・マスター合格者
< リガーマスター合格者 >
エアパークCOO
(茨城県)
辻 強
RM0516
N.C.おおさPGスクール
(岡山県)
産本 元
RM0517
ジェネスPGスクール
(埼玉県)
幸路 尚文
RM0519


< リガー合格者 >
MAPS(岩手県) 
鈴木 孝世