レポート:パラグライダーパーク青木 岸 正弘 |
2005年4月16日〜17日
開催地 : 長野県小県郡青木村 |
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教育事業部 扇沢 郁氏を講師に4月16日(土)・17日(日)長野県青木村、パラグライダーパーク青木にてXC−CAMP青木が開催されました。
内容はXC−CAMPとはいえフリースロスカントリーではなく、野外着陸理論、グループ飛行等を勉強するセミナー形式で、地元クラブ員他、全国から40人のパイロットが春の信州に集結しました。
4月16日(土)
2500mオーバーの好条件のなか、青木村湾内をグループソアリング。その他のグループも5km先の講習場への野外着地を行うほど。締めには講師 扇沢氏によるクロカン実技で、午後からのパワーポイントを使ったセミナーも大いに盛り上がりを見せました。
夜からは地元、料理屋での歓迎レセプション。講師扇沢氏を囲んで、パラ談義に、XC談義に、夜はゆっくりと更けていくのでした。 |
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4月17日(土)
あいにくの逆風コンディション。露天差も20度あり、フライト実技にはそぐわないと判断。テイクオフ上がるものの、飛ばずにセミナー会場へ。
春は荒れます。飛ぶことが全てではないのですね。昨日とは違った内容のセミナーで、参加者は真剣に聞き入り、今後の糧となったことでしょう。
このXC−CAMP青木は、エリアのXC飛行の可能性を参加者みんなで見出すこと・・・参加者のXC飛行に対する意識と技術のレベルアップをはかることで、安全にXC飛行を楽しめるパイロットを育成することを目的としていました。計画もなく、ただ闇雲に行ってしまうのではなく、安全にフライトをコーディネートする・・・そういう大きな意味を、このXC−CAMPで勉強することができたと思います。 |
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・・・参加者のコメント・・・ |
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神田哲夫選手 |
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XCキャンプに参加してみてのコメント。
「大勢でサーマルを上げきってみんなで遠くへ移動する。」
おぉ〜!!おもしろそう。わくわくするなぁ・・・。楽しいなあ〜。
そういえば、今まで飛んでる最中に仲間どうし無線で話してどこかへ移動する。ってしなかったなぁ〜。
今回はそれを実践できなかったけど、今後の目標ができました。
でもXCは頭も使うし、なんてったって度胸と根性と勇気がいるなぁ〜。あまくないな〜・・・。でもできたらいいなぁ〜・・。新たな魅力発見! |
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米坂春香選手 |
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青木組特別枠で参加しました。日本のトップフライヤーをこの青木で間近に見る ことが出来たのはとても刺激になりました。是非また来年も来て青木の魅力をいっぱい引き出していって頂きたいです。
講義は、幸い野外着陸技術という基本的な事から始まりました。これって素朴な疑問だけどなかなか聞けない内容です。普段は帰ってくるのが基本なので、野外着陸技術なんて深く考えたこともありませんでしたが、万が一に備えて、さらにはこの先クロカンに出るためにはとても参考になりました。これからクロカンを始めてみようと思っている人にも有意義なキャンプだと思いました。
無謀に遠くへ飛んで行ってしまうのではなく、その前に身につけるべき技術がたくさんあること、特にマナーを守ることが大切だという言葉が印象に残りました。私の場合、フライト以前にツリーランからの脱出が1人で出来るようにならなくてはなりません。クロカンへの道は遠そうですが、「その先の景色を見るために」少しづつがんばってみようと思います。 |
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宝田美則選手 |
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青木XC-CAMPに参加して・・
私にとってパラグライダーは、基本的にTOからLDの間でアウト&リターンして飛ぶことと勝手に規定していました。決して最初からそう決めていた訳ではありませんが、自分の技量などからエリア仲間に迷惑を掛けないようにと考えた結論でした。今回、青木XC-CAMPに参加してXCに対する考え方が変わりました。
そのエリアで好条件時に仲間(一時的でも)で探りながら、安全とリスクを管理してするXCがある事を教えていただきました。また、青木で飛ぶときに何時の間にか固定観念のようなフライトコースに囚われていた事も思い知らされました。扇沢さんがXCに出て行くときには、山際でひやひやしながら飛んでました。無線で聞こえる方向を見ると”あれ〜?”と全く新しいアイデアを提供されたようでした。”付いて行きたかったぁ・・・連れてって貰えたんだろうな”と思っていました。
講習でも、野外着陸への考え方を教えて頂きある部分”自分の既成概念を打破る”事も必要でした。また来年も青木XC-CAMPに参加して学習が進歩したか見て貰いたいです。
また宜しくお願いします。 |
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