このページではPWCに出場している選手からのリポート随時掲載していきます。 |
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4月11日(日)
イタリアワールドカップ最終日やっと天気が良くなってタスクが成立しました。RACE
TO GOAL タスク距離 62.7km 12:20スタート本日トップは、2時間5分でタスクをコンプリートしたアドバンスのプロトに乗っているステファン。
日本チームの結果12位に只野選手(2時間7分)15位に辻選手(2時間9分)、55位に宮田選手。
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チームでは、アエロタクトが3位で表彰台に辻選手がのっています。アエロのチームは、辻さん、正一郎、レネ(スイス)です 総合の写真は左から、2位、1位、3位です |
表彰式の様子リポートは只野選手より 04/12 |
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宮田選手のリポートへ・追加レポート掲載 04/13 |
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PWC イタリー: 辻 強選手からのリポート |
3月31日
ミラノに到着。ホテルで一泊してレンタカーでフェルトレに行く。車で4時間ぐらい、ミラノから北東方向300kmの位置にある。フェルトレに着いてホテルに荷物を入れ、すぐに山頂へ、山の名前はモンテアベナ、テイクオフは1m以上の雪が積もっていた。この日はフライトを諦めた。
4月2日
モンテグラッパに行く。フェルトレから南方角で30分ぐらいで着く。ここはパラグライダーのショップがあり、そこで情報を集め、飛ぶ。天気は曇りだが結構飛べました。弱いサーマルだったが3時間ぐらい飛んいました。
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4月3日
昨日よりもっと良いコンデション。雲が多いが雲低は1500mでリッジに沿って東に行って帰ってきたりした。今回のワールドカップイタリアは前半後半に分れ、前半はフェルトレ、後半はモンテグラッパで行われる。
4月4日
今日はドイツのガルミッシュで行われているフリーフライトミーティングに行きました。パラグライダーやハンググライダ−の各メイカーがブースをだして今年の新商品を展示していました。そして、非常に沢山のお客さんが来ていてビックリ!とても勉強になりました
4月5日
いよいよワールドカップが始まります。受付を済ませ、GPSのダウンロードをして、今回始めてモンテアベナへ上がった。道を除雪してあるが一面銀世界のテイクオフです。ちょっとだけある。地面に広げてテイクオフしました。雲低は低い。軽いフライトでした。
4月6日
曇り、午後3時まで待ってキャンセル。雲低がテイクオフよりも低かった。
4月8日
イタリアに来て始めての青空!!
テイクオフはモンテグラッパへ移動。大型バスに乗って行きます。モンテグラッパではすでに沢山のパイロットがフライトしてかなり良さそう。テイクオフに着くと早速準備に取り掛かる。今回のテイクオフは結構小さい。テイクオフ以外はイバラでスタ沈したらとても痛そうです。
12時ごろタスク発表。70km、良いコンデションの割りにショートタスク、サンダーストームの危険性があるからだ。12時20分、ゲートオープン、テイクオフが小さいので出るのが大変。
雲低は1700m、飛んでるとどんどん雲が発達して、空は黒い雲がいっぱい、上昇気流は強いがすぐに雲の中に入ってしまう。入らないようにタスクを飛ぶ。
行く先に雨のカーテンが出来る。ここでタスクキャンセルの無線が入る。みんなゴールまで飛んで帰りました。
飛べたのは良いけど、又キャンセル。明日頑張ります
4月10日
朝から雨がしとしと…。天気が悪い。今日からバッサノと言う所に移ってワールドカップを行われる。ここではドイツのフリーフライトと同様にイタリアのパラグライダーやハンググライダ−の展示会が行われいます。朝のブリーフィングでキャンセルが決まりました。これの機会にヴェネツァに行きました。明日も天気が悪そうです…。
4月11日
初めての快晴、今日のテイクオフはちょっと遠い所だがとても広いテイクオフ、120機がいっぺん広げることが出来ます。レースゴール、62.9kmのタスク、今日もサンダーストームの危険性があるそうだ。11:50ウィンドオープン、パイロットが一斉に飛び出す。10分ぐらいでほぼ全員が飛び立ち、1400m雲低でスタートを待つ。雲低が低いので結構混雑する。中には雲の中に入る奴も・・・、そんな事は気にせず、スタートダッシュをする為に時間に気を配っていました。
12:20スタート、一斉に12km先のターンポイントを目指す。アドバンスのプロトが先頭を走る。そして、扇沢、只野選手がその後を付いていく。30人ぐらいの集団でどんどんタスクをこなす。雲低が低いのでいいコースを選ばないとシンクが大きい。上手く雲低を利用して早く飛ばした。ゴールの前に平野のターンポイントに取らなければいけないが山際は雲が大きくなりすぎて日差しが少なくサーマルが弱くなった。30人の大集団で低く山際をサーマルを捜しながら飛ぶ。中には良いラインに乗って雲低に近いパイロットもいる。そんなパイロットがファイナルグライドを仕掛け、低いパイロットもそれに釣られて、ファイナルグライドにいった。平野のターンポイント周辺はサーマルも弱く、上がらない。低くスタートしたパイロットたちはゴール直前に次々と降りてしまった。只野、私は何とか良いサーマルをゲットして雲低まで上げてゴールした。ゴールしたパイロットは70人ぐらい、只野12位、辻15位だった。ようやく今年初めてのタスクが成立した。久々にドキドキするレースが出来た。扇沢、只野選手は、先頭集団の中で常にリードしながら飛ぶことが出来たし私もセカンドの集団で先頭集団の良いラインを読み、最後で追いつきファイナル勝負が出来てよかった。今回は比較的サーマルも良い割にショートタスクだったのでちょっとしたミスが大きく成績に響く。
ワールドカップイタリアはこれで終了だが、今から始まり!次はオーストリアで頑張ります。辻、只野選手が参加します。 |
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PWCリポート 宮田選手からのリポートも掲載しました |
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3月30日
12:30成田空港集合。飛行機出発時間の遅れでアリタリア航空から食事券をもらった。さっそく勝負前には恒例のカツ丼を注文し、しばし日本食との別れに備えた。今回のアリタリア航空は最新式の777。もちろんエコノミー席にも液晶画面が装備され、好きな映画を見ながらで快適。それでも12時間は疲れる。そしてミラノ着ではいきなりのアクシデント!!日本で手配したレンタカーが予約されておらず、空港内の全てのレンタカー屋をまわり、奇跡的にゲット!しかし次はホテルの場所がわからず迷う。時差ぼけと疲れからもうろうしながら何とか10:00に到着。ビールで無事到着を乾杯、すぐに寝た。今回の参戦メンバーは扇澤、辻、只野、宮田そして一日遅れでイタリア入りする川地の5名。 |
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3月31日
やはり時差ぼけと空腹で6:00に目が覚めてしまった。9:30出発し前半開催地のFeltreを目指す。イタリア北部は平野部ということもあり高速道路は充実していた。クレイジーイタリアアンドライバーに混じり、日本代表ドライバー只野正一郎も時速160kでぶっ飛ばす!300kmを休憩も入れて4時間で到着。またもやホテル発見で迷いFeltreの町をグルグル迷う。イタリアの典型的な田舎町で、教会を中心に旧市街があり、中世ヨーロッパを彷彿とさせ趣がある。道は覚えることができた。チェックイン後さっそく大会の行われるMt.Avenaに上がる。しかしテイクオフは一面の銀世界?!確かにスキー場なのだが何じゃこりゃ!13年ぶりに春の大雪らしいが・・。あと4日しかないのだがどうするのだろう?飛ぶことは諦め、夕食にホテル近くのpizzaria(イタリア大衆食堂)に直行。定番のピザとスパゲッティーを注文。さすがイタリア!グラッッチェ!美味い!
4月1日
Mt.Avenaは諦めて、後半戦会場となるMt.Grappaに下見に行くことになった。今回のように2会場でPWCが開かれることは珍しい。しかし、このように多くの主催者が開催をしてくれることはワールドカップとしてはうれしいことである。Mt.Grappaはその名のとおり山の斜面は一面のGrape(ぶどう)畑でワインの産地として有名。地元スクールがいくつか有るが、フライヤーはドイツ、オーストリアからのビジターが多い。ヨーロッパアルプス全体の天候が悪くてもこの場所だけは飛べることが多く、冬場雪のエリアからのスクーリングに移ってくるようだ。薄日が差す程度のドン曇りであったが斜面沿いはリフトが続いており、3時間たっぷり飛んでグライダーの最終チェックをすることができた。電車で移動だった川地さんも夕方にはFeltreに入った。 |
展示会の中ではこんなショーも・・・ |
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4月2日
ヨーロッパ北部はフェーンで強風予報。今日もMt.Grappaで飛ぶことに。空気は湿気っていて見とうしが悪いものの、昨日よりはクリアーでコンディションは良さそう。午前中に後半戦の宿を確認しに登山靴で有名なASOLOに行った。これまた歴史の教科書からそのまま出てきたような美しい町。中央にあるお城と教会が印象的で石畳で一方通行の込み入った路地は、車さえ走っていなければ中世ヨーロッパそのままな感じがする。ASOLOはヨーロッパで訪れたのどの町よりも歴史を感じた。さて午後になりフライト開始。昨日の渋さとは一変してコンディションは最高。山だけでなく、完全にフラットな平野に飛び出すこともできた。いつもだが大会前はなんでこんなにコンディションが良いのだろう?5時間近くたっぷり飛んで、最高のシュミレーションができた。 |
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4月3日
本日はフライト無し。ドイツのガーミッシュにヨーロッパ最大のスカイスポーツ展示会となる「FreeFlightMeeting」を見学に行った。イタリアからFeltreからオーストリアを横断して4時間のドライブ。以外に近かった。ドイツマーケットを中心にしたメーカー、スクールのブースが出展されていて、業界の動向が体感できた。雑誌でしか見たことはなかったが、実際はすごい人と活気で圧倒された。日本でもこれだけのイベントが開ければ・・やっぱり考えてしまう。セクシーなおねーちゃんがブース内ステージで踊りまくっていたメーカーはある意味マイク・クングのアクロショーよりも目立っていた。思わず写真撮影。いろいろなメーカーと接することができ良い経験となった。夕食後、夜23:00にガーミッシュ発でイタリアに帰ってきたのは日付変わって3時!すぐ寝た。 |
Avenaでの扇澤.選手 |
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4月4日
PWCイタリアのレジストレーション日。昨日の疲れから10時まで寝てしまった。昼前から大会本部にレジストレーションをしに行った。久しぶりにPWCパイロットと再会し、いよいよ始まるんだなと気持ちも戦闘モードになってきた。公式練習日でもあり、シャトルバスでMt.Avenaのテイクオフへ。テイクオフまでの道は綺麗に除雪してあり何とかなりそう。テイクオフは相変わらずの雪で、ちょっとした雪解けした草の上からテイクオフする感じだった。薄く曇りであったが、以外にリフトがありテイクオフ周辺西斜面はずっとソアリングできるほどに。平野の町に出ると低いところは全くリフトが働いておらず降りてしまったが、良いシュミレーションとなった。平野をいれたタスクはきっと波乱の予感・・!。注意せねば!川地さんはスポンサーのメーカーからグライダーを受け取り、直前の調整となったが調子良いとのこと。明日から本番!
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4月5日
PWCイタリア初日。低気圧の接近によりドン曇りだが気温減率は良く、晴れ間も射す予報にテイクオフに上がることになった。10時ブリ−フィングの後、辻と宮田は運良く1番CARに乗り込むことができ、テイクオフではポールポジションにグライダーを広げることができた。狭いテイクオフだけに幸先良し!やる気満々ではあったが無情にも雲底はどんどん下がってきて、テイクオフは雲中状態。時折雨も降り、グライダーを一時たたむ事に。オーガナイザーも何とかやりたいと、タスクを3回変更したが、15時のリミットにもテイクオフレベルの雲底は上がることは無かった・・。タスクのキャンセルが発表され、選手はフリーフライトで飛んで降りようとし始めた。これまた良く感じることだが、キャンセルが決まったらコンディションが良くなるのはなぜ?今回も何故だか急にコンディションが好転!予想するには難しかっただろうが、タスクの組み様によっては充分成立ほどのフライトができた。残念・・。まあシーズン前の体慣らしとしよう。 |
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4月6日
寒冷前線の通過のために朝のブリーフィングでキャンセルが発表された。一日ゆっくりとレポートを書いたり、携帯電話をチャージしに行ったり、まだ2日目にしてもう休日となった。 |
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4月7日
朝起きると昨日よりも明るい!やったあとバルコニーに出ると、なんだか山が白っぽい?!良く見ると、なんと雪が積もっているではないですか!!いやーな予感。オーガナイザーに行くとテイクオフに向かうとのこと。僅かな望みを持ってテイクオフに上がるが・・。やっぱし大雪!昨日まであった僅かな草地も完璧に雪に覆われてしまい、40cmは積もっている感じ。座ることもできず、できることと言えばやはり「雪だるま作り」と「雪合戦」!ワールドカップ選手による大雪合戦が繰り広げられた!まさに第3次世界大戦!やっとオーガナイザーが来てブリーフィング開始。そしてもちろんキャンセルが発表されたとたんに、ターゲットはオーガナイザーにロックオン!参加選手から雪だんごの集中砲火を浴びせた。飛べない鬱憤と「何でテイクオフにまでつれて来たのだ!」と開き直って、みんな狂ったように雪だんごを投げまくっていた。オーガナイザーはタスクボードでガードしていたが雪まみれ。飛べなかったが、パイロットみんな楽しんでいるように見えた。 |
宮田レポート Part2 |
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4月8日
朝から快晴!やっとまともに晴れた。しかしテイクオフのMt.Avenaは北西風のフォローが強い。明日からの後半戦で使われるMt.Grappaに移動することになった。大型バスに乗り込み、テイクオフまで2時間。到着した時にはすでにサーマルは活発!大気の不安定なコンディションで北東部の山岳はすでにご立派な雄大積雲が!ショートタスクで早めに終わらないとやばそうな雰囲気。しかし発表されたタスクは70kmのスピードラン。12:20〜13:30までの間で好きな時にスタートできる。みんな牽制し会ってなかなかスタートしない。やばそうだけど発達した積雲の吸い上げで一気に回ろうする作戦か?扇澤、辻、川地、宮田を含むほとんどのパイロットが最後の13:30にスタート。先にスタートしていた只野はすでに10km先にある最初のターンポイントを折り返し、テイクオフ前ですれ違った。発達した積雲雲底につけたパイロットはほとんど回すことなく20kmのリターンをこなす。後発集団がテイクオフ前に戻ってきた時にはさらに雲は発達!そして次のターンポイントは大きな雨シャワーの中!さらにこちらに接近していることは明らか。選手は雨を迂回するように空中でステイするしかなく・・。キャンセルのコールを待っている様子にも見えた。そして遅いキャンセルが発表された・・。結果論だがRaceToGoalでフラットの平野を飛ばすタスクで距離50kmぐらいであれば成立していたかも知れなかった。しかしこれだけ大気が不安定だと展開は読みずらく、やっぱ難しいだろう。残念。 |
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川地選手 |
4月9日
イタリア北部にはまたもや次の前線がやって来てしまい雨・・・。朝10:00にキャンセル決定・・。アルプス南部になるここMt.Bassanoも春の不安定な天気には勝てない様子。やっぱりシーズン初めの春先はヨーロッパアルプスでは無く、南半球の乾燥地域でやるべきだと思う。(オーストラリアとかメキシコがいいなあ)
気分転換にベニス見物に出かけた。さすが水の都ベニス!巨大な石の都市が海に浮かんでいる感じ。複雑に入り組んだ水路を水上タクシーで行き来する。もちろん車などなかった。念願の本場イカ墨スパゲティも食べることができた。こんなこともないと来れる事は無いだろうとベニスを満喫した一日となった。しかし飛べずむなしい・・。
4月10日
予想以上に低気圧の動きは遅く、朝から雨・・。11:30までウェイティングしたが今日もキャンセルが決まってしまった。しかし、遅い昼ご飯を食べ終えて14:30に外に出ると雲の切れ間から日差しが出てきた。急いでフリーフライトしにMt.Grappaのテイクオフに上がる。やはり多くのPWC参加パイロットたちが飛びに来ており、今からタスクが組めるくらいに。15:00を過ぎると空はさらにクリアーに!不安定な大気はすぐにサーマル対流を活発にし、渋いながら雲底1400mで良いコンディションとなってしまった。何で今回はこうなのだろう?オーガナイザーの決定が裏目裏目に・・。ついてない時はこんなものなのかなあ。18:00までたっぷり3時間も飛んでしまった。飛べば調子が良いだけに残念!もう明日は最終日。 |
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テイクオフでウエイティング中に雪で遊ぶ選手たち
『女神像』?だそうだ・・ |
4月11日
朝からピーカン!最終日なってやっとまともな天気となりそうだ。一本勝負となってしまったが集中してやらねば!8日の反省のためか、今日は全員が一斉にテイクオフ可能な隣山のRubbioに上がることに。テイクオフは牧草地に覆われた穏斜面で全選手広げることができ理想的なところだった。なんで最初からここに来なかったのだろう?コンディションは今日も大気が不安定予想され早めに終われるような簡単なタスクが組まれた。往復50kmの山際リッジを飛んだ後、上げきってから10kmのファイナルグライド。平野にあるターンポイントを取ってゴール。前半戦はスタックするポイントも少なく、ファイナル勝負になることは予想された。コンディションは良く、スタート前はほぼ全員が雲底で待機後一斉に空中スタート!多くのパイロットが山際を走るのに反し、地元ジミ−・パーカー、チェコのマーチン、宮田は沖をショートカット!序盤でいきなり勝負に出た。(実のところ宮田は地元のジミ−をマークしていたのだが・・。)雲の切れていたブルーゾーンのシンクは予想以上に強く、3人とも高度を大きくロスしてしまいスタック。扇澤、辻、只野を含む先頭集団は問題のファイナルグライド手前まで、抜きつ、抜かれつの30機近く大集団をキープ。低く勝負に出た扇澤を追うように、同じく低くスイスのハンス・ボウリンガー、フランスのジャンマルク・キャロンがスパート!やや高度を上げて只野、辻グループもファイナルに入る!勝負に出た扇澤であったが高度が無情にも100m手前にショート・・。ハンス、ジャンマルクも僅かに届かず・・(扇澤さんの必殺技!誘い落とし!)。僅かであるが、高度をとったグループはぴったり高度でゴール!只野12位、辻15位をゲット!序盤に遅れた宮田は55位でゴールはしたが遅すぎた・・。(「ゴールラインを低くカット大賞」がもらえるくらい高度ギリギリでした。)レース展開を予想できたにもかかわらず序盤で仕掛けてしまったことに反省するしかない。辻、只野の活躍でアエロタクトTEAMはTEAM戦は3位をゲット!
1本しか飛べなかったが失敗の中から得たものはあった。 |
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