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2003年度 第一回 【関東地区】 レスキューパラシュートリガー講習会レポート |
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2004年3月9日火曜日、10日水曜日、茨城県笠間市の研修施設にて第1回のリガー研修会が実施されました。
参加されたのは13名のインストラクターおよびパラグライダーのメーカー関係者の方々です。講師陣はこの研修会に先がけて行われたリガーマスター研修会で認定されたリガーマスター5名が担当しました。
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今回は実際にスクールなどでリパックの作業をおこなう方が中心ということもあり活気のある研修となりました。
研修はテキストやビデオを用いた開傘の理論の机上講習を経て、リパックの実技指導、そして学科試験、実技試験という内容で進行しました。二日間という時間的制約もあり、ほとんど休憩もなしに、研修は行われました。
リガーを目指す受講者の方は、10個の実際のリパック作業を実際に自身で行い、学科試験をパスして、さらに実技試験を合格する必要があり、心身ともに負荷のかかる二日間であったと思います。 |
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しかしながら今回の講習の目的は、レスキューパラシュートを使用しての危険状態からの回避をラストチャンスと位置づけるとともに、確実なパラシュートの開傘を実現するためであり、そのために留意すべきことを徹底して意識し実現していくという意味において不可避な研修内容であったように思います。
研修中に一貫して重要とされたことは、基本に忠実に、パラシュートを丁寧にリパックすることの重要性でした。キャノピーをたたむときに最も重要なことは何か、ラインを収納するときに犯しやすい誤りをどのように回避するか、あくまでも基本がもっとも大切だということです。
結果として参加されたみなさんはそのことを十分に理解されたものと考えています。
求められるのは普段のスクールでの作業であることは、いうもまたないぐらい重要なことでありますので今回誕生されたリガーのみなさんのますますの研鑽を望むとともに、
われわれリガーマスターもより広範な知識を身につけ、技術を高める努力をしなければならないと痛感しました。
リポート:小林 |
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