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インストラクション・ワンポイントアドバイス・・・・・・ |
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レスキューパラシュートに関してワンポイントアドバイス |
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・レスキューパラシュートに関して |
みなさんのパラシュートは誰がパックしていますか。資格をもっていますか?専門の道具はもっていますか?リパックは誰もできるものではありません。ましてや、一般のパイロットの方が行うことは大変危険です。 |
JPAリガーが一般のパイロットにリパックを教えることは絶対にありません。なぜならそれほど簡単なものではないからです。 |
開傘時間を短く、そしてきれいにオープンするか否かはパッキングがすべてです。どんな高価なパラシュートでもパッキングが悪ければなんの価値のないものとなります。まだまだパラシュートに対しての認識がパラグライダー界では低いようです。交通事故といっしょで自分がレスキューパラシュートを投げたくなくても、投げなければいけない状況はいつやってくるかわかりません。そんな時のため、準備だけは最高のものをしておきましょう。レスキューパラシュートはラストチャンスです。 |
JPAでは150日に一度のリパックを義務付けています。リガーの行ったパックには証明としてパックの日付を記入したタグおよびログブックが付帯されます。 |
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カラビナに関してのワンポイントアドバイス |
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・カラビナに関して |
今年に入り、カラビナの代わりに、ダイニマーを編んで作ったロープが発売されています。
これは、スカイダイビングでラピッドリンクの代わりに数年前から使用されているものと同じです。スカイダイビングで使用する理由はスライダーがラインと擦れることを避けるためです。そして、重要なことはラピッドリンクからこのロープへの交換はリガー(スカイダイビングの)しか行えないということです。なぜなら、取り付け方法、手順を一つ間違えれば大変危険が伴うからです。まだ、パラグライダーで使用している方はほとんどいないかと思いますが、ショップで販売をしてパイロット個人が簡単に使用出来るものではないことを、ご注意願います。 |
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無線を使用した講習をする際、どのようなことが必要か? |
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・高高度フライト前のシュミレーション |
タンデムで、ホワイトボードを使用して、ランディングの写真を使用して、ランディングを歩いて。シュミレーションはインストラクターの一方的な説明ではなく、講習生が理解をしていることが大切です。お互い、共通認識がもてるように、講習生の疑問点を引き出すような対話が必要です。 |
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・無線を“ロック”すること、無変調、バッテリーなど無線の使用方法の事前講習 |
「テイクオフ後、なにも無線が入らない場合、無変調の可能性があります。ヘルメットにあるヘッドセットの接触、フィンガースイッチを押してしまっていないか確認してみてください。」
必ず、テイクオフ前にはランディングのインストラクターに無線を入れる。送信がうまくいかない場合、バッテリー切れ、ヘッドセットの接触不良ということがここで判断できます。 |
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・無線が使用できない場合の対処方法の事前講習 |
インストラクターは常にターゲットに立っている(常に同じ場所にいること)そして、それを講習生が知っていること
講習生は無線が使用できない場合、とにかくランディング近くに進入してくること
ターゲットにいるインストラクターが拡声器、方向指示棒またはボディーアクションで講習生に指示を送る。また、講習生は方向指示棒、ボディーアクションの意味を理解していること。もちろん、インストラクターはそのような準備をしておく。
インストラクターは無線を使いすぎない講習を心がける。事前シュミレーションおよび 早い段階から自立心を養う。
・・・・・・・無線が聞こえないという問題に対しては、ヘッドセットが効果的です。特に、スパイラルなどの講習をする場合は必須です。
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*現在、作成中の「パラグライダー教育学-instructer hand book」にもこのような内容をより詳細に盛り込んでいます。完成までもう少々お待ちください。インストラクター必読書です。 |
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