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まずはテイクオフ前に、フライトプランを立てることが何よりも大切です。コース取り、練習課題などを自分自身で選び、フライトプランどおりにフライトできるようになりましょう。
そしてフライトプランができたら、ほかの航空機同様、飛行する前にはいつも決まった手順で準備、点検をします。
これがプレフライトチェックです。繰り返し行うことで、いつも同じ「準備」ができるよう習慣づけましょう。 |
安全普及事業部 |
1. フライトプラン |
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飛び立つ前に、フライトコースを組み立てておきます。
インストラクターにフライトプランを申告することで、そのフライトの目的をより明確にすることができます。 |
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テイクオフからランディングまでの飛行をシミュレーションし、フライトコースを(飛行経路)を把握します。飛ぶ前にインストラクターにフライトプランを申告して、目的を持って飛行しましょう。
【POINT】 申告するフライトプラン(飛行内容)には、飛行経路、実施科目内容、風の変化に応じたアプローチの方法などが含まれます。 |
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2 . プレフライトチェック |
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理想的なパラグライダーの広げ方。 |
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パラグライダーを広げる
すべてのAラインが均等に張るように扇形にパラグライダーを広げます。 |
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すべてのラインが張る位置で、ラインチェックを行います。 |
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ブレークコードがすべて張る位置(1m外側)に移動してラインチェックを行います。 |
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ラインチェック
ラインチェックはキャノピーの横方向(スパン方向)に4分割し、4分の一のところで行います。片側すべてを張ってみて、ラインに絡みのないことを確認します。
ブレークコードの確認をする際は、さらに1mほど外側で行うことで、すべてのブレークラインが張った状態を作り出すことができます。 |
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ピンの確認。ピンが正しく留まっていないと、空中で不意にレスキューパラシュートが開いてしまうことがあります。 |
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グリップの確認。ベルクロは留めたままにしていると、剥がれにくくなり、いざという時に引き出しにくくなってしまいます。 |
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レスキューシステムのチェック
レスキューシステムの確認を行います。レスキューグリップがベルクロで留めてある場合は一度はがすようにします。
また、ピンがしっかりとまっているかを確かめてください。
【POINT】
ラインチェック、レスキューシステムのチェックはハーネス、パラグライダーを装着する前に行いましょう。 |
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キャノピーを広げてラインチェックが終えてから、ハーネス、ヘルメット、そしてパラグライダーを装着しましょう。 |
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装着
ここまでできたら、ハーネス、ヘルメット、パラグライダーを装着します。毎回同じ要領で装着しましょう。 |
3 . スタートチェック |
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【1】パイロットのチェック
下から上に順番にチェックします。 |
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レッグベルト
レッグベルトの締め忘れがないか、左右ともに確認します。 |
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カラビナ
カラビナが正しい向きで装着されているか確認します。 |
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チェストベルト
チェストベルトが確実に締められているか確認します。 |
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ヘルメット
ヘルメットを被っているか、また、あご紐がしっかり締まっているか確認します。 |
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アクセルの付け忘れや、絡みがないかも確認します。 |
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【2】ラインのチェック
ライザーにねじれがないか、また、ラインにねじれや絡みがないか、もう一度確認しましょう。特にねじれ・絡むことが多いAライン、ブレークコードは、特に念入りに。 |
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【3】キャノピーのチェック
特に翼端の裏にラインが回りこんでいないか、確認します。 |
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【4】空域のチェック
飛び出す空域が開いているかどうか。前後、左右、及び上下。 |
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【5】天候・風のチェック
天候が急変していないか、風に問題ないかを確認します。 |
4. 準備完了! |
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テイクオフする前には
「行きます!」などと声を出して、周りのパイロットに、これからテイクオフすることを伝えましょう。 |
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これでプレフライトチェックは完了です。プレフライトチェックは技術というより、習慣です。毎回同じ手順で行うことが大切です。
次は、周囲に注意を促し、いよいよテイクオフです。 |
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