11月9日(日)、仙台市郊外にあるウェルサンピア宮城を会場に宮城県連盟主催の安全セミナーに講師として招待を受けました。事前に、鬼首のサンライフパラグライダースクールの小野寺校長と打ち合わせを重ね準備。当日も3時間前から会場入りし最終チェックを行いました。「今日は何人来るのかまだわかりません。」との小野寺さんの言葉に少々不安を覚えましたが、開始時刻となる18時には会場内はぎっしり、40名近くのパイロットのみなさんでいっぱいになりました。
今回のテーマは「パラシュート」。通常、多くのパイロットはあまり興味をしめしませんが、最終的に私たちの身を守る「ラストチャンス」であるということを理解していただかなければなりません。現実に起きている問題点の話、最新映像を交えながら講義を進行。はじめ、沈滞ムードの研修室内も徐々に盛り上がりだしました。これはちょっと真面目に考えないとマズイかなと多くのパイロットの方に思っていただけたら、今回のセミナーは成功だと思いますが、いかがだったでしょうか。
パラシュートの構造、認証、使用方法、問題点、リガーの必要性などパラシュートのみで3時間ほど話続けました。宮城県には現在、リガーがいないので、その準備も急務だと思います。講義を終えると、多くの質問が飛び出しました。質問はいつまでも続きましたが、会場の都合もあり、21時には終了となりました。
今回のセミナーを通して、多くのパイロットのみなさんに、パラシュートに対して正し い認識を持って帰っていただけたのではないでしょうか。
現在、JPAではドイツの認証テスト機関"ACADEMY"と協力しながら、世界基準となるシステムを作り上げています。今後も多くの方に、正しい知識、技術をフィードバックしていければと思っています。
県連主催のセミナーを行ったのは今回初めてですが、快く受け入れていただき、ありがとうございました。
講師:岡田 直久
会場:ウェルサンピア宮城(宮城県仙台市)
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