ニュース報道などでご存じのとおり、重大事故が9月から10月にかけて2件、立て続けに発生しました。1件はハーネスのバックルの締め忘れが原因となっており、2件目は墜落事故です。誰にでも起き得るミスからの重大事故であることをパイロットは理解し、スクールで仲間と共に、事故をなくすための講習を定期的に受けることをお願い致します。
JPAでは今年1月に「パラグライダー・ヒューマンエラーブック」を完成させ、リリースしました。これを読んで、パラグライダーがうまくなるということはありませんが、安全に楽しく飛び続けることはできるようになるはずです。その本の中には、「人間はミスを必ず犯す。」「事故はヒューマンエラー(人的、心的な事故要因)が複数発生し、連鎖した際に起こる。」ということが書いてあります。ヒューマンエラーの連鎖をどこで断ち切ることができるのかを学んでいきましょう。
パラグライダーの事故が続けば、私たちのフライト環境を維持することは困難になってしまいます。是非、このヒューマンエラーブックを有効に活用し、勉強することで、みんなで事故を未然に防ぐ努力を継続的に行いましょう。
JPAでは現在、ツリーランディングの救助システムを徹底的に見直し、再構築を図っています。これは昨年起きた事故を無駄にしないための継続的な取り組みの一環です。
スクール、パイロット全員が皆で努力することが重要です。 |