開催地 : 静岡県富士宮市猪之頭フライトエリア及び花鳥山脈
リポート :副競技委員長 片桐正登

■2月11日

やっと巡ってきたレース出来そうな好天気。しかしながら「冬型が緩んだ朝霧は渋くなる」という定説もあり、タスクコミッティーが仮発表したのは、強気のA案と渋いコンディション用のB案。

次第にTOを覆い出した薄雲に、大半の人が「B案だろう?」の思いを強くした頃、タスクコミッティーが決定したのは強気のA案のゴールレースだった。  
A案のタスク距離は52.4kmと朝霧では、けして長い距離といえないが、2度の国道附近への沖出しが有り、今回の条件ではかなりのテクニカルでハードなタスクと言えた。  

しかしゲートがオープンされると、TO前が激混みにより数度のTOクローズがあったにも拘らず、選手の闘志と技・TOスタッフの献身的な奉仕により、82人の選手が45分でテイクオフ完了し、ゲートオープン後1時間の11:30にレースは始まった(殆んどの選手が裏山へ抜けレースに参加できたが、スタート時間に間に合わなかった選手が少なからずいたのは残念だった)。


選手・スタッフの熱意に呼応するように天候も好転し、花鳥山脈は例年のように白熱したレースが展開された。
タスクコミッティーの悪意とも取れるような二つの罠を潜り抜けた選手は、ヒートアップしすぎた天子のハードなコンディションを物ともせず、養毛から雪崩れ込むようにゴールの朝霧アリーナへ走り抜けたのだった。

そしてトップゴールを決め、2008年のパラグライダー日本グランプリ王者に輝いたのは、常に冷静にレースを運んだ上山太郎選手。直前までクランプリ王者の栄冠を手中に収めかけていた呉本圭樹選手は痛恨の大クラバットにより、昨年の栂池に続きグランプリ連続2位を甘受しなければならなかった。 その後中井選手が33番目にゴールした数分後まで、白銀を纏った花鳥山脈をバックに、選手達の熱いドラマは繰り広げられた。

大会役員やスタッフに対しての拍手が印象的だった薄暮の閉会式後、選手達は次の熱い戦いの場に思いを馳せ帰路に就いたのだろうか。

JPA日本グランプリチャンピオン 上山 太郎
JPA日本グランプリ女子チャンピオン 高藤とよ子



2日目、大会結果 総合成績表
  女子成績表


総合成績 総合成績表
  女子成績表
  チーム戦成績表



●上位選手のコメント
日本グランプリ 優勝
上山太郎 選手
後日掲載。

日本グランプリ 準優勝
呉本圭樹 選手
後日掲載。

日本グランプリ 第3位
長島信一 選手
後日掲載。


日本グランプリ 女子優勝
高藤とよ子 選手
後日掲載。

日本グランプリ 女子準優勝
井上美奈子 選手
後日掲載。

日本グランプリ 女子第3位
三浦亜津子 選手
後日掲載。

日本グランプリ 女子第3位
水沼典子 選手
後日掲載。


日本グランプリ チーム戦 優勝
寺山くるくる倶楽部
後日掲載。


総合1〜10位

女子の部1〜3位   チーム戦1〜3位



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