次第にTOを覆い出した薄雲に、大半の人が「B案だろう?」の思いを強くした頃、タスクコミッティーが決定したのは強気のA案のゴールレースだった。
A案のタスク距離は52.4kmと朝霧では、けして長い距離といえないが、2度の国道附近への沖出しが有り、今回の条件ではかなりのテクニカルでハードなタスクと言えた。
しかしゲートがオープンされると、TO前が激混みにより数度のTOクローズがあったにも拘らず、選手の闘志と技・TOスタッフの献身的な奉仕により、82人の選手が45分でテイクオフ完了し、ゲートオープン後1時間の11:30にレースは始まった(殆んどの選手が裏山へ抜けレースに参加できたが、スタート時間に間に合わなかった選手が少なからずいたのは残念だった)。 |