リポート : JPA教育事業部 岡田 直久

■3月5日

講師 : 半谷 貞夫   講師 : 南裏 健康、保恵

昨晩は事前にウイングキッス朝霧の中川氏によって準備された資材を朝霧野外活センターの体育館に移動。夜遅い時間ではありましたが、全国のインストラクターのみなさんのご協力でトレーニング会場を準備することができました。そして、今までにないトレーニング会場が実現しました。

当日は朝、全国から多くのインストラクターのみなさんがお越しになりました。研修室はめいいっぱい人が入り、みなさんの熱気が伝わってきます。数名のインストラクターの方とお話をしましたが、やはり救助には行ってはいるけど、我流なのでそれで本当にいいのか心配だという意見が多くありました。
会長挨拶    

今回はJPAスクール統一した指導カリキュラム、救助方法の確立のために第一歩となりました。 今回はクライミング界の歴史を作ってきた、プロのクライマー・南裏ご夫婦にご協力をいただく、画期的なトレーニングとなりました。これもJPAの多分野に渡る人脈が実現をさせています。
    進行

はじめに、講師の半谷顧問から、今回の目的、そして道具に関しての説明。質問も多くありましたが、時間もないので早速、体育館へ移動。会場には伐木された木が12本立てられ、そして南裏さんたちによってロープが体育館の天井に設置されています。

スクールとして必要なのは、講習生、パイロットのみなさんに正しい知識を身につけてもらうことです。そのために必要な指導方法から学びました。デモンストレーションで要点の解説を受け、みなさん各木に分かれトレーニング開始です。

この初歩のトレーニングを終える時点ですでにお昼。お昼休みもそこそこに午後の部開始です。 次に実際のインストラクターとして知っていなければいけない救助のトレーニング。どうすれば効率よく、要救助者を助け出すことができるか時間をかけてみなさん、トレーニングです。同時進行で、SKEDストレッチャーを使用した救助方法も実演。

最後には応用編として、タンデムの救助、各機材を使用してのツリークライムの方法などを学び終了しました。 寒い体育館でしたが、みなさんの熱気が伝わってくるトレーニングでした。今回は初めの一歩です。今後はよりステップアップした内容を用意し、JPAインストラクターのみなさんといっしょに再度トレーニングを行いたいと思っています。

今回、準備、設営にご尽力いただいたウイングキッスの中川さん、トレーニングの立案、オーガナイズをしていただいた半谷顧問、さまざまな技術指導をいただいた南裏ご夫婦、本当にありがとうございました。

JPAでは先週末の大会から始り、一週間、朝霧の地で徹底的に話し合いを行いました。JPAは年々成長を続けています。今後もこれに満足することなく前進していきます。

(内容)
・机上講習(目的、道具に関して)
・道具の使用方法 ・自己脱出方法、スクールでの指導方法
・自己脱出のサポートの仕方
・救助方法
・ユーマルを利用したツリークライム
・SKEDストレッチャー、プーリーを利用した事故者の搬出方法
9:00-17:00(8時間)





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