リポート : JPA教育事業部 岡田 直久

■5月19日

パラグライダーレスキューレベル1,2,3認定講習会

2日目の今日は7時半集合。昨日の反省、修正ポイントを確認しながら次のトレーニングへ。テイクオフへ移動し負傷者の搬送。搬送のトレーニングはJPAの大会で携行している「SKEDストレッチャー」を使用。JPAの多くのスクールはこのストレッチャーを常備し、安全対策を講じています。このスレッチャーはアメリカの軍隊も使用している優れものです。

斜面の搬送には、道具をいかに使いこなせるかというアイデアが必要です。応用力を試される課題でもあります。今回は3グループにわかれ、状況に合わせた最善の救助方法、基本的な搬送を学びました。一通り終わったところで、クラブハウス横のトレーニング会場に移動。

 
     
 

2日目の午後、ヒューマンエラーが起きやすい時間帯でもあります。今一度、気を引き締めて次へ。

午後は・・・
−ロープジャッキの正しい理解
−宙づりからの脱出(カウンターラッペル)
−宙づりからの脱出(チロリアンブリッジN型)
−宙づりからの脱出(チロリアンブリッジ+カウンターラッペル)

現実的に多くは発生しないものの、この状況は起こります。この状況で救助ができず、二次災害といった事例は過去発生しています。この難易度の高い救助をいかに簡単に行うか、執行部では事前に再三再四、ミーティングとトレーニングを重ねました。そして今回のトレーニング方法を確立しました。

17時。すべてのカリキュラムを終了。真黒に日焼けしたみなさんは、クタクタになりながらもそれ以上の充実感を味わえたと思います。みなさん、お疲れ様でした。
今後は今回受講したメンバー、および講師が全国でセミナーを開催し、安全普及に努めます。ご期待下さい。

 
     
 

講師 : 南裏 健康、南裏 保恵、半谷 貞夫
会場 : エアパークCOOパラグライダースクール(茨城県)



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