パラグライディングワールドカップとは
Q&A

パラグライダーには、様々な大会があります。パラグライディングワールドカップは、1992年よりパラグライディングワールドカップ協会が設立され、フランスに事務局を置く団体が公認する大会です。毎年1月から12月までのあいだに、5戦から6戦を世界各地で開催し、最終戦でその年のチャンピオンを決める大会です。1回の大会期間は、7日間。日曜日から始まり土曜日が最終日になります。飛べる条件であれば、毎日、とにかく飛んで競います。4月に開催される茨城大会は、2007年の初戦になります。

Q. 大会何日間やるの?
A. 連続7日間開催されます。連続して6日競技フライトができた場合、1日の休養日が設けられます。

Q. どんな大会内容なの?
A. 競技は、簡単に言うと早く飛んで早くゴールに着いた人の勝ちのスピード競技です。その日の気象条件によって、あらかじめ選出されたパイロットと主催者が協議して、その日の競技フライトの距離と、途中のターンポイントを決め、離陸時間、スタート時間、着陸限界時間が決められ、この決められたコースをいかに早く飛んで、ゴールに行くかが、選手の技量と気象を読む知識の総合力で競われます。フライト距離は、やはりその日の気象条件によって異なりますが、ミニマム30kmくらいからいままでの最長は、240kmが設定されています。

Q. どんなパイロットが飛ぶの?
A. パラグライディングワールドカップ協会に登録した選手で、ランキングの上位から選出されます。プロフェッショナルの選手は、まれで、ほとんどが自分の仕事を別に持ち、趣味の延長でパラグライダーの競技を行っています。といっても、毎年5戦から6戦、世界各地で行われる大会にすべて参加することは、大変なことで、選手によっては、スポンサードを受けている選手もいます。

Q. どうやって、飛んでいった先の場所の位置や時間を
証明するの?
A. 選手は、全員GPSを持ち、競技スタート前にこのGPSにその日の競技のルートをセットしてから、飛び立ちます。このGPSにフライトの軌跡や情報が残され、本部に帰ってきた選手は、GPSを提出しコンピューターにそのフライトの情報を全てダウンロードし、フライト距離、ゴールした選手は、ゴール時間が正確に記録され順位がその日のうちにでます。

Q. 遠くに飛んでいった選手はどうやって帰ってくるの?
A. 遠くに設定されたゴールには、大会が送迎バスを置いて、飛んでいった選手を大会本部へ送り届けます。ゴールに到達できずに途中で降りた選手は、携帯電話で本部へ連絡して、自分の位置を知らせ、近くの幹線道路にでて迎えの車を待ちます。たまに、地元の親切な方たちが、見かねてわざわざ大会本部まで来るまで送り届けれくれたりもします。

Q. 日本語のできないパイロットはどうやって、帰ってくることができるの?
A. 参加選手は、全員ネームプレートを首に下げています。そこには、日本語で、大会に参加している選手であること、日本語が話せないので、自分の位置がわからない場合、大会本部に自分のいる位置を教えてほしい旨の、お願い文書が印刷されており、最悪の場合は、地元の方たちの協力を頂くようになっていますので、どこかで選手を見つけたら声を掛けてあげてください。

Q. 2007年は 他にどんな国で開催されるの?
A. 第1戦 日本・茨城
第2戦 6月 スペイン
第3戦 7月 イタリア
第4戦 8月 トルコ
第5戦 10月 アルゼンチン

Q. 2006年の日本人のトップは?
A. 2006年は、総合で日本人のトップは宮田歩選手が10位になっています。

Q. 選手は、どうやって選出されるの?
A. パラグライディングワールドカップでは、独自にワールドカップランキングを出しています。あるひとつの大会に出たい場合、その大会にエントリー申し込みをした選手はランキングの上位者から選出され125名が参加できます。 ランキングは、前年のワールドカップ総合順位、前年の個々のワールドカップ大会の総合順位、前年のプレワールドカップの総合順位、各国のナショナル大会のリーグ総合順位、と国内選手権総合順位、これらの順位で総合ランキングが決まります。 各国のナショナルリーグには、クラス分けがなされ、ワールドカップで上位者が沢山いる国がクラスの上位になります。


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