ナショナルリーグ第7戦四国三郎ジャパンカップ2013

開催日程:2013/11/23-24    開催地:徳島県美馬町三頭山エリア

 


 

 

優勝者コメント

総合優勝 只野 正一郎

やっと念願の四国で優勝することができました。

前回は2005年の8年前に優勝して以来、気負いすぎてゴール手前で降りてトップ選手の飛びを見上げていました。 四国三郎の大会の歴史は、1997年から始まります。 その大会で、パラグライダーレースで初めて優勝することができました。翌年は負けましたが、2002年から4連覇で2006年は不成立。5連覇のかかった2007年に扇澤さんに負けて以来、混沌とした8年間でした。

今回の大会の勝因はこの8年間につまっています。 負けた悔しさをバネに、勝った人がどう飛んだのかをたくさん覚えていました。特に、大先輩の扇澤さんが一人トップでレースを展開していたのを思い出しました。あのとき自分は扇沢さんを見上げる位置、低いところにいました。今回は高いところから見ていた扇澤さんのイメージで飛ぶにはどうするか、というところを考えて飛びました。ポイントは単純で、三頭山の北側にある主稜線でいかに早く高く上げるか、トランジットした後にいかに速くそこにもどるか、それを徹底しました。コンディションの見極めも冷静でした。季節的に11月の末です。日射もそんなに強い時間は続きません。15分単位でどんどん条件は変わっていきます。良くてゲートオープンから2時間。それまでにフィニッシュできないと厳しくなるのは必至と考えました。

平野に近いところは逆転層の下になってしまうので極力山間部でレースを展開するのが定石です。これは、去年経験しました。一人、ショートカットして逆転層の下で1時間もがいていました。その上をトップ選手たちが通過していたのを見上げていました。いやな思い出です。今回は、イメージ通りできました。 また、この大会は自分にとって2013年のナショナルリーグの年間ランキングがかかっていました。グランプリポイントを持つ二人に勝つにはどうするのか?四国で勝つしか方法はなかったのです。しかも、2本良いポイントを取らなければ勝てません。レーススタートからゴールライン切るまで、絶対的にトップで行くと強く思って飛べました。

最後になりますが、今回、たくさんの方々の協力で大会が開催できました。 準備から運営まで全てをオーガナイズしてくれた宮田さん、現地でのサポートをしてくれた美馬スカイスポーツの逢坂さん、バーズ、トントントンビ、コスモス、TAKからお手伝いに来てくれたみなさん、四国のみなさん、全国ずっと一人でトラックにのって大会を運営してくれている日下部さん、たくさんのお力添えがあって良い大会ができました。大変感謝しています。ありがとうございます。


 

 

リザルト

 

 

 



 

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