1月22日(火) パラシュートリガー更新研修会 岐阜県池田山

レポート:只野 正一郎(TAKパラグライダースクール)

 JPAパラシュートリガーは2年に一度更新講習会に参加することが義務づけられています。ここでは、最近の傾向や日々進化する道具に関しての知識や基礎技術の向上を目的としています。
 また、1秒の遅れが命取りになるラストチャンスのパラシュートなのだから認定を受けたリガーはすべての道具に関して完璧な知識が要求されます。

 会場となったのは、雪景色の池田山麓にある池田町総合体育館。最初にJPA理事小林豊治氏の挨拶から始まりました。
 続いて、講義。まずは最近の傾向と対策について。ここでは、去年発生したアクシデントのケースと考察からEVOクロスなどのクロスタイプパラシュートの話まで興味深い内容となりました。
 その後、技術論の講義が1時間ほどありお昼前には実技スタートしました。実技では、去年同様ストレスなくパラシュートが展開されるパッキング方法をいくつかのコンテナやタイプの違うパラシュートを使ってパッキングしていきます。パッキングされたパラシュートは別の受講者がチェックし、またパッキングします。ただたたむだけではなく、「見る目」を養うことも大切なことなのです。そして、それらは評価され記録されていきますからたたむ人も見る人もちゃんとしてなければならないのです。

 最後にパッキングするのはタンデム用パラシュートでした。ものが大きくなると作業は大変になります。疲れてくるとミスが出るのですが、受講者はみんな真剣に集中して最後までパッキングを続けました。すべて終了したのは19時でした。
みなさん、お疲れ様でした。

講師:只野 正一郎(TAKパラグライダースクール、FAAパラシュートリガー)
更新:井上 美奈子(スカイトライ)
   植村 克政(JMB富士見パノラマ)
   平出 昌史(KPS富士見高原)
   辻 強(エアパークCOO)
   上野 陸(エアハート)