JPAレスキューレベル3自主トレーニングを実施しました
素晴らしい取り組みがレスキューレベル3所持者の間で行われました。
JPAレスキューレベル3自主トレーニング 2013年6月4日
参加校:グランボレ、エアパークCOO
参加者:小林晋、上野陸、辻強
目的
宇都宮で行われたレベル3のトレーニング内容をもとに、場所や地形を変えて応用できるかどうかを試行錯誤する。
トレーニング内容
テイクオフ直後に何らかの原因でグライダーが潰れながら山中に墜落したと想定。墜落地点からテイクオフまで搬送し、救急のヘリコプターを要請し、搬送する。
9:40
現地到着 スケッドにうつす。テイクオフ直下、市営駐車場付近。本日は、地域の会合で市営駐車場が自動車で一杯のため、テイクオフまで搬送することにする。小林がルートを見つけながら、小林、上野、辻でロープシステムを構築しながら引き上げ。途中の斜度はかなりきつく、救助者も自己確保しながらの作業を強いられる。ルートはどう選んでも写真のような大きな岩を乗り越える必要がある。トラバースできるところはその岩を避ける。ただし避けてばかりだといっこうに目的地点まで到達できないので、超えられるところは岩を超えていく。小林が先行してルート、支点、を見つけながら、コミュニケーションをとりながら進める。10ピッチ以上を引き上げて、登山道にぶつかる。ここは道が良いので、スケッドを人力で搬送して一気に距離を稼ぐ。この道を途中でそれることでテイクオフの真下へルートをとることが出来る。テイクオフな障害物がないので、ここから一気にテイクオフ上部まで引きあげる。
14:20現地到着。
距離は238メートル。高低差約120メートルを引き上げ。冬に行うトレーニングより明らかに体力を消耗し、水分を次々に補給しなければならなかった。それは予想以上で救助者の運動量を改めて痛感することになった。システムを構築するのも重要だが、今回のようにかなりの傾斜になると、救助者の安全を確保しなければ救助することがままならない。