インストラクターセミナーin韓国 10/28(月) ヒューマンエラーセミナー&パラシュートセミナー
8時前にはインストラクターのみなさんが続々とエアフォースアカデミーに到着。出入りが自由ではない施設のため、待合室に全員集合したところで、会場内へ移動。予定を超す64名のインストラクターの方たちが参加です。顔なじみの方も多く、たくさんの方に声をかけていただき、緊張も多少和らぎました。
まずは、ヒューマンエラーセミナーから。実技のないセミナーのため英語で話し続けなければなりませんが、通訳をしてくれるセイ・ヤンとはコミュニケーションも十分に取れているので心強いです。また、事前に「JPAヒューマンエラーBOOK」を翻訳してくれているので内容を理解してくれています。
8時半セミナースタート。まずはなぜJPAではこのヒューマンエラーの分野に取り組みを始めたのか、そしてヒューマンエラーの概論を過去の例を挙げながら話を進めました。1つ目のコンテンツを終えたところで次へ。3つ目のコンテンツを話すころにはやや時間が押し気味となりましたが、なんとか最終頁を迎えることができました。セミナーは途中でつまずかないように、使う言葉を明快シンプルに心がけたことでみなさんにも伝えたいポイントを理解していただけたようでした。
日本も韓国も、事故、保険、ビジネスと抱える事情はいっしょです。なぜ、セミナーのスタートがこの課目だったのか、それはその重要性を考えれば明らかです。
セミナー終了後、韓国の事故調査をされた方が、政府の事故データをもとに韓国の事故解析。なにかと話はリンクするため、このヒューマンエラーの考え方は早くも浸透していくことができたようです。
アカデミーの食堂で昼食を済ませ、次のセミナー「パラシュート」です。今回は研修室、開傘トレーニング、リパックを行えるジムが一ヵ所にまとまっているため、大人数の移動もスムースです。セイ・ヤンが未来のパラグライダースクールの形を具現化しただけあって使い勝手は最高です。
まずは研修室でリガーそしてインストラクターそれぞれに必要な知識を一通り説明させていただきました。このあとの実技をするにも事前の予備知識が大切です。そしてその後、1階のジムへ移動。開傘トレーニングを実施。数名の方に行ってもらったことでまさに百聞は一見にしかずとの結果になりました。
そのまま、その投げたパラシュートを使って、パッキングのデモンストレーション。どのように開傘するかということをイメージしてもらいながら順番にパック。一通り終えたところで、今度は希望者からリパック開始。10カ所ほどで同時にリパックが行われる光景は壮観でした。限られた時間でしたが、多くの方に実技を行っていただくことができました。最後にロガロタイプをパックし実技は終了となりました。
最後に研修室で総括。参加されたインストラクターのみなさんには立派なディプロマが手渡されました。