ヨーロッパ研修6/18(水)~グライダーチェック3

 クラウス宅で朝食をいただき、今日の目的地Seegに出発です。観光地で有名なフッセンの近くの静かな町、2時間ほどのドライブで到着。待ち合わせのドイツCharyの工房でラルフ氏がお出迎え。コーヒーを飲みながらすぐに本題に突入です。
ラルフ氏は独自にグライダーチェックシステムを開発。特に一番難しいラインのチューニングに関して、オートマチックなシステムを作り上げました。このシステムはすでに運用を開始しているメーカーがありますが、今後運用開始に向けて準備をしているメーカーも数社あります。
 さすがラルフ氏こだわりのチェックシステムだけあって、時間を忘れて話をしてくださいました。現在、ドイツでもグライダーチェックの方法は統一されていませんが、このシステムが各メーカーに浸透すれば、より確実なチューニングが行えそうです。現在、ライン計測後、どのようにチューニングするかがもっとも大きな関心事項とあって、ラルフ氏の研究開発はタイムリーと言えそうです。
 3時間ほど丁寧に説明をしていただき、最後に私の持参したパラグライダーをチェックしてくださいました。ただし、ラインデータがなかったので結果は保留、次回のお楽しみとなりました。

 ラルフ氏は今回ミーティングをしたCharlyのスタッフというわけではなく、お城で有名なテーベルベルグでスクールをしています。ここでフライトするにはグリーンカードといった特別なカードが必要となりますが、今回それも用意をしてくださいましたが、残念ながら午後からは強風。今日のフライトはあきらめました。

 さて、これでドイツ、オーストリアのスケジュールはすべて終了。毎日、たくさんの方に出会えたくさんの話を聞け、大変収穫の大きな7日間でした。このように希望通りのスケジュールが無駄なく組めるのもクラウス氏のおかげです。ありがとうございました。レポートはまとまり次第、スクールのみなさまにお送りします。
 明日はフランス・アネシーへ移動。久々、デビット氏と再会です。