インストラクター更新研修会 1/21(水)ウイングキッス朝霧

                レポート:西野 力也(今井浜フライングスクール)

今回のインストラクター更新研修会は朝霧で行いました。
通常よりも早く7時半に集合でしたが、意識の高い皆さんは7時過ぎには全員が集まり、定刻より少し早くスタートとなりました。
 今回のテーマは「講習内容について」と「ライセンス取得までのフライト本数」について話し合いました。このスポーツは目に見えない風を相手としているので、感覚の習得がとても重要であるのは言うまでも無いが、この感覚を言葉にするのはまさに十人十色。これをいかにシンプルで分かり易く理論的に説明できるかのカギは、各インストラクターの深い理解にかかっています。理解や知識は常に掘り下げてより根っこの部分を追求する気持ちが不可欠で、これには手を抜かずに求め、そして準備することでより分かり易い講習が実現する事を確認しました。日々の業務に追われがちな中でも、どのような準備をしたら良いのか?日頃の現場からの意見を交換し合って、よい話し合いができました。
 フライト本数に関しては、より少ない本数でライセンスを出せれば習う人にとっては、ライセンス取得までの道のりが見易くなり、楽しみも増えて意欲がわき、ワクワクしながら通えることになります。フライヤー人口の底辺を増やす事にも大いに期待できるので、各スクールが統一した内容を理解して、協力体制も作り上げて行くことで実現すると思いますので、何が必要でどんな事が必要ないのか?話し合いました。ただ単純に本数を減らせば良いのではなく、始めた人がパイロット証までの道のりがハッキリイメージができ、やってみようと思える理論的な内容でなければなりません。「風を読めないと取得できない・・」という抽象的な内容ではなく、「風を読む目を養って自分で判断、行動しないとダメなスポーツなんだ」という事をしっかり理解させてあげれば、十分安全なパイロットに育って行くと思います。
 今現在のそれぞれの「ライセンス取得までのフライト本数」を今一度見直し、より1本1本に意味を持たせることで、いかに本数を減らして行けるのか考える良い機会となったと思います。
 この素晴らしいスポーツをより多くの人に理解してもらえるために、より工夫して日々のスクールに生かして行くことを確認して今回の更新研修会が終了となりました。

更新:
青木翼(浜名湖パラグライダースクール)
井上美奈子(空ともパラグライダースクール)
片桐正登(JMB中部パラグライダースクール)
小林大介(京北パラグライダースクール)
中川克平(ウィングキッス朝霧)
三浦亜津子(KPSパラグライダースクール)

会場: ウィングキッス朝霧
講師: 西野力也(今井浜フライングスクール)