ステーショナリー式ウインチオペレーター研修検定会 2/17(火) 茨城県桜川市

 JPAで2013年にスタートしたウインチトーイングは今年で3年目を迎えます。すでに10校がウインチオペレーターを配備。ステーショナリートーイングによるスクールを始めています。今回は新たに2名の方が検定会に参加していただきました。

 17日は午後から雨の予報。参加者は、すでにトーイングパイロットとして経験豊富なため、ウインチオペレーション実技を優先し、雨が降り出す前に研修スタートとなりました。

 使用するウインチ機材はJPA承認済の電動ウインチ。まずは、取扱注意点からセットアップ。特に注意が必要となるバッテリーの管理、取扱方法が確認されました。

 電動ウインチは繊細なアクセルワークが必要とされますが、それが細やかなラインテンションをコントロールすることを可能にします。アクセルグリップの操作量に対し、どれほどの巻取り力が発生するかのさじ加減は、モーターからの稼働音で判断します。各自、実際にグランドで引っ張られ、モーターが発生する強いトルク実感したらトーアップ実技開始です。

 お二人ともにトーイングパイロットとしての経験は豊富。引かれるパイロットの心理を付いた、的確な操縦を見に着けるのに時間はかかりませんでした。パイロットとアシスタント、そしてオペレーター感の無線によるコマンドは手順通りに行われ、トーアップ本数を重ねるたびに効率良く実技をこなして行くのがわかります。

 難しい横風でのウインチ操作まで習得したところで、実技の全過程は終了。少人数で効率良く行えたことで、予定よりも早く実技終了となりました。

 午後はエアパークCooで教本にそったセオリーを18:00まで集中して講習が行われました。最後に口頭試問による試験が行われましたが、参加者の理解度は高くお二人ともに合格となりました。おめでとうございます。

お二人のトーイングレッスンを取り入れた新たな活躍に期待します。

実技開催場所 茨城県桜川滑空場

セオリー講習会場 エアパークCoo

講師 宮田 歩(アエロタクト)

合格者 前堀 善斗(白馬八方尾根PGS) 扇澤 郁(アエロタクト)