パラグライダーレスキューレベル2認定検定会 バーズ(京都) 2/25(水)

 教育事業部の岡田さんからのレスキューレベルの重要性を説明していただき、その後、早速検定の内容発表。5人の受験者は3人と2人に分かれ、それぞれ違う場所に設置された要救助者の場所を知らされます。
 各グループは地図とGPSを駆使して、要救助者の場所を特定し、そこに行くためのルートファインディングをグループごとに話し合い、ルートを決めて行動開始。しかし、良いと思ってルートを選んだはずなのに、深い谷があり遠回りしたり、GPSが衛星をロストしたり、地図の読み違いでルート通りにはいけません。しかし、それはすべて想定内として冷静に対応する能力が必要です。
 到着するとすぐに要救助者に見立てたダミーをロープソロで助けてもらいます。

 受検者全員が救助完了したこところで、新たにツリーランが発生したという想定で次の要救助者が待つ場所が発表されます。このようなシーンもないとは言えません。救助を終えたばかりですが、息を整え、緊張感をもって、各自がけがをしないように慎重なルート選びで次の現場へと向かいます。

 着いた現場には2人の要救助者が宙吊り状態・・・。2か所に分かれてそれぞれが救助に取りかかります。最初の救助で疲れたという様子を見せず黙々と救助を進めていきます。全員に宙吊りの要救助者の救出に取り組んでいただきました。

 全員が救助を終えたのが16:30。終わってからも要救助者と安全に帰らねばなりません。場合によっては要救助者の荷物も増える可能性もあります。しかし、今回の受検者の皆さんは増えた荷物を手分けして持ち、元気に最後の下山も達成することができました。

 最後に上野さんによるSKEDの搬送方法の説明を、興味深く聞いておられました。

 みなさん、救出達成おめでとうございます。それぞれのエリアでより一層整った安全管理を期待しています。 合格者は後日レベル2名簿に掲載します。

会場:パラパーク京都

検定員:大澤 行英(バーズパラグライダースクール)
    上野 陸(エアハート)

協力: 山口雅裕(びわ湖スカイパーク)
   大澤 真里(バーズパラグライダースクール)