ツリーラン自己脱出トレーニング MKクラフト(滋賀県) 10/4(日)
毎年恒例となっているMKクラフトでのツリーラン自己脱出トレーニングが秋空のもと、10/4(日)に開催されました。パラモータースクールでこのような取り組みをされているのは珍しいことですが、MKクラフトではこのトレーニングに限らず、着水トレーニング、救急法と1年に一度必ず行われています。全国的にパラモーターパイロットのモラルが問われる中、このようなことが継続的に行われていることで、少しでも安全啓蒙につながればすばらしいことではないかと思います。
今回のトレーニングはまずは関西電力の方からのお話から始まりました。実際にあった高圧線宙吊り事故をもとに、その怖さを知るには十分な内容でした。
トレーニングはすでに数回参加されている方、初めての方といらっしゃいましたが、前回と同じ内容を覚えやすくシンプルに行いました。普段、パイロットのみなさんは山の上空をフライトすることはありません。ただ、ひとたび長距離のツーリングに出かけるとなると、湖を越え、山を越えといったシチュエーションが発生します。飛行計画に基づき、時には救命胴衣を、時にはツリーランセットを携行して飛ぶことになります。
基本は自己確保をセットして救助要請となりますが、どうにもならない場所では自力で下山をすることも必要となります。ただし容易に降りようとすると二重事故になりかねません。その「怖さ」を知った上で、手順を踏む・・・そんな作業が必要となります。
クレーンに吊るされたみなさんは、汗だくになりながら、安全を確保しながら脱出を試みました。
今回のトレーニングが安全にフライトする意識向上につながれば幸いです。これからもHappy Landing で行きましょう!みなさま、お疲れ様でした。
主催:MKクラフト(滋賀県)
協力:日本パラグライダー協会
講師:岡田 直久(JPA教育事業部部長)
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