レスキューレベル2更新検定会 2/22(金)京都

京都にて「レスキューレベル2更新検定会」を開催しました。以下は大澤検定員(レベル3所持者)による報告です。

前日降り続いた雨が朝まで降り続いていましたが、参加者の皆さんは時間より早く集合されました。
今回の参加者は更新の方3名。
はじめにレスキューレベルシステムのエリアにおける重要な役割についてお話しさせていただいたあと、参加者の皆様の体験談などをもとにディスカッションしました。
そして、本題。実際にツリーランが起こった時には要救助者の位置を特定しなければなりません。参加者には位置情報が伝えられ、場所の特定、ルートファインディング、捜索をチームで行っていただきました。
雨はやんでいましたが、山に入るとさっきまで降った雨の影響で非常に滑りやすく急斜面を下るときには緊張感があります。しかし、救助を待っている方のことを思うと足が前へ前へと進みます。
最初の木のそばに引っかかっている要救助者を救出した後は、もう一か所のツリーランの発生が告げられました。
参加者の皆さんは疲れを見せることなく次の現場へと向かいました。今度は宙づりになっています。先ほどよりも難易度が高く、そして疲労が出て来る頃ですが、最後の力を振り絞って全員救助を完了されました。
フライヤーの皆さんは誰しもがツリーランなんてしたくないと思っておられると思いますが、万が一起こってしまった時にはレスキューレベルのような日頃からトレーニングを行っている有資格者がいるととても助かると思います。しかし、救助を受ける側に知識があるのとないのとでは、救出にかかる時間や助ける側の人間にかかる負担が全然違います。少しでもレスキューレベルに興味を持つ人や知識を持ち合わせた人がどんどん増え、さらにはレスキューレベルを目指そうとする人材が増えることを切に願います。
合格者3名 堀幸雄(ジャムスポーツ)・竹村治雄(ジャムスポーツ)・芦田智昭(バーズ)
検定員・レポート 大澤行英