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セーフティートレーニング 2日目 10/14(日)
レポート:びわ湖スカイパーク 藤田 有希美
今回のトレーニングには遠くは秋田、岩手、福岡からご参加いただきました。その熱意に後押しされ、セーフティートレーニング2日目は7時前から朝食、そして7時半から講習を始めました。
昨日の疲れが見え隠れする中、本日の課題であるマヌーバー内容の解説がスタートする頃には皆さんの表情も引き締まり始めました。講師陣のレクチャーと数々の豊富な資料でその内容にどんどん引き込まれていきます。
今日は小さくなった翼の動きを理解していきます。
潰れた翼はどう動き、私たちパイロットはどのような操縦をインプットしなければいけないのか正しく理解しておく必要があります。そのことを理解すれば異常飛行状態にも冷静に対応できるはずです。ここでもピッチの三要素から現象を紐解きます。今まで「何故か突然つぶれた!」や「なぜか判らない・・」といったアクシデントやインシデントが何故そうなったか理解ができてきます!
初めは不安そうだった初参加の方々もこれらを理解することで、不安は自信や勇気に変わっていったようです。あとは実技あるのみです。
9時過ぎには実技へ。
早朝のうねりもおちつき、水上のコンディションも問題なし。船のスタンバイがOKとなり10時過ぎには扇澤講師のデモフライトがスタート。
テイクオフは少しサイドからフォローの風で、出にくい時間はありましたが、次々にフライトが始まりサイドコラップス&カウンターブレーク、オートローテーション、ストール、スパイラル、スピン、SATなど沢山のマヌーバーが繰り広げられていきます。
1人3本のフライト。4本目を向かえるときには追い風が安定しタイムオーバーとなり今回の実技は終了となりました。
予定時刻より遅くなりましたが研修施設に戻って時間の許す限りビデオ解析、そして今回のトレーニングの目的を再度お伝えし、トレーニングを終了しました。
今後の皆さまのフライトが今まで以上に安全で楽しいものに繋がっていくことをスタッフ一同願っています。ご参加ありがとうございました。私たちスタッフも最高の2日間を過ごすことができました。
そして陰ながらトレーニングをサポートいただいた舞鶴神崎フライト同好会・村上会長、たくさんの送迎をしてくださったバーズパラグライダースクールの高地さん、太田さん、ニモスの中川さん、救助船を提供いただいた東神崎漁業組合のみなさま、そしてサポートをしてくださったびわ湖スカイパークの近藤さん、スカイ獅子吼パラグライダースクールの中村さん、森田さん、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
主催:日本パラグライダー協会
エリア:京都府舞鶴神崎フライトエリア
参加:
植田 真吾 タートルズPGスクール
杉岡 洋 TAKパラグライダースクール
中島 義雅 KPS那須高原パラグライダースクール
堀田 淳 JMB立山パラグライダースクール
田中 和士 びわ湖スカイパーク
西尾 奈津子 TAKパラグライダースクール
篠原 敏嗣 JMB富士見パノラマパラグライダースクール
榊原 辰太郎 JMB富士見パノラマパラグライダースクール
有吉 節子 SSAスカイスポーツ振興会
河野 美樹 バーズパラグライダースクール
松尾 真也 SSAスカイスポーツ振興会
中藤 俊一 JMB中部 パラグライダースクール
廣川 靖晃 浜名湖 パラグライダースクール
藤嶋 英仁 寒風山 パラグライダースクール
小嶋 孝司 びわ湖スカイパーク
虎井 僚太郎 JMB立山パラグライダースクール
橋場 優 スカイ獅子吼パラグライダースクール
舘岡 潤 寒風山パラグライダースクール
向田 祐樹 寒風山パラグライダースクール
亀山 正雄 JMB立山パラグライダースクール
松田 興一 寒風山 パラグライダースクール
鈴木 孝世 H.G.C MAPS
*敬称略
インストラクター:
扇澤 郁(アエロタクト)
山口 雅裕(びわ湖スカイパーク)
藤田 有希美(びわ湖スカイパーク)
岡田 直久(JPA教育事業部長)