2014 ウインチオペレーター研修検定会


JPAで2013年にスタートしたウインチトーイングは今年で2年目を迎えます。スタートとなった昨年の検定会には8校が参加となりました。そして、今回は2校が参加。トーイングによるスクールシステムに注目が集まり始めています。

北海道のウインパルPGSから佐々木泰文さん、愛知県の空ともPGSから井上美奈子さんが受講です。


3月24日
初日は、会場となった茨城県エアパークCooにおいて、セオリーからスタートです。技術的なことだけでなく、ドイツDHVでのトーイング研修内容。ウインチマシーンの認証についても説明がされました。


午後から、桜川市のグライダー滑空場をお借りし、実技開始です。1km近い直線距離がある滑空場は、トーイングスクールには最適な環境です。ウインチの設置方法、安全確保方法が確認された後、いよいよオペレーション実技開始となりました。

電動ウインチ特有のレスポンスと強いトルクに慣れてもらいます。ラインテンション、ライズアップ、離陸と3段階に分けたトルクコントロールを学びます。マシンに慣れたところで実際にパイロットをトーアップとなります。


まずはソロフライトを、オペレーター、アシスタント、パイロットと3役を交代しながら実技をこなしていきます。やや強めの風でしたが、初日としては合格ラインまで技術習得できました。

3月25日
日中の春の強い対流が予想されたため、今日は早朝7時からスタート。穏やかな気流での練習は簡単すぎたでしょうか。効率よく本数引く練習となりました。

12時からは予想通り風は強まり、学科講習に変更。夕方、風が穏やかになったところで実技再開。山と違い、平野部でのトーイングレッスンは時間帯を分けることで、本当に効率よくレッスンが行えます。



3月26日
最終日、今日も早朝7時からスタート。タンデムフライトを中心に実技を行いました。参加された皆さんが十分に基本技術を習得できたところで、今回の実技は終了。みなさん無事合格となりました。おめでとうございました。



今回習得したトーイングスクールシステムにより、それぞれのスクールが効率よくレッスンできるようになるでしょう。みなさん頑張ってください!


今回合格された空ともPGSの井上美奈子さんとウインパルPGSの佐々木泰文さんです。おめでとうございました。(レポート 宮田 歩)