パラシュートリガー検定会 茨城


12月20日(水)、21日(木) 2日間
JPAリガー研修検定会
茨城県石岡市瓦会地区公民館
講師:三浦新二(KPSパラグライダースクール)

12月20日(水)、21日(木)と2日間の予定でした。参加者は浜名湖パラグライダースクール飯塚涼太さん、エアーパークCOO小熊健さん2名です。二人とも20代で若くこれからの業界の未来ですので、こちら側も責任を感じ、お互い緊張下の中でスタート。
まずは、今回お借りした公民館の中には座敷がありそこにテレビもありましたのでそこで映像を交えながらリガーとしての心得からインスペクション、リパック、収納といった順に座学講習を行いました。
お昼前にはリパック会場セッティング広さは申し分なく床にブルーシートを引いて実際にパラシュートを投げ、さらに走ってパラシュートが開さんできるかテストも試みました。ラインファーストでラインが出てその後ディプロイメントバックが外れ展開することを実感しました。
テーブルセッティングは、思いのほかテーブルが痛んでいたため、テーブルの上にブルーシートを引いて実技開始です。キャノピーのインスペクション、ラインのタングル等課題も作りそれぞれタイプの違うパラシュート、ディプロイメントバックでラインソートまで行いました。

2日目は、タンデムパラシュート、クロスタイプといったまた違うパラシュートのリパックそしてハーネス収納までの作業でした。もちろんただ作業するだけでなくそこには、パラシュートがどう展開するのか、こだわりを持って行えたと思います。また、ログブックを見て使用者を想像してこのパラシュートを使うときはラストチャンスと思いながら責任感を持って作業に取り組んでもらうよう心がけました。
結果2日間とも予定時刻は過ぎ、2日目は会場の関係で最後はエアーパークCOOのクラブハウスをお借りして学科試験を行い無事終了しました。
今回、新しく2名レスキューパラシュートリガーが誕生いたしました。おめでとうございます。



パラシュートリガー検定会 丹波


12月20日(水)21日(木)の二日間にわたって行われたパラシュートリガー検定会
講師・検定員は只野正一郎が勤めました
会場となったのは丹波市青垣支所アリーナのリハーサル室
縦長のパックするにはちょうどいい環境です。参加したのはVANスカイスポーツの森啓太さん。マンツーマンになりますが若さと情熱があるので伝えなければならないことをしっかり詰め込んでもらおうと思います。



9時に講習会が始まり、最初にリガーの心得を学びます。パックするだけのテクニックより、リパックする環境や細かいところまで見る目などが必要なのです。どのような環境でパックしなければならないか?こまめに手を洗う理由など学ぶことはたくさんあります。
お昼前まで講義をして、いよいよ実技講習です。まず手始めにインスペクション(点検)をしてリパック・ラインストーまでやりました。ラウンドパラシュート(丸型)は比較的簡単に畳めますが、いくつか形の違うディプロイメントバック(インナーコンテナ)への収納とラインストーは若干難易度が高くなります。ラインをテンションしてシワをとりながらストーしなければならない理由を説明しながら進めていきました。
ラインストーまでできると次はハーネスへの収納です。ここではせっかくパックしたパラシュートがスムーズに引き出せて展開していくようにしなければなりません。ハーネスの種類も様々あるのでコンストラクションを理解しておかなけでばならないのです。
1日目が終わったのは21時。休憩もはさみながらですが、とても貴重な時間だったと思います。
2日目も9時からスタートです。昨日とちがって、今日はクロスタイプのパラシュートを使います。
ラウンドとパックする形は異なりますが、基本は同じです。まずマニュアルを見ながら畳んでいきました。ここでもコンストラクションを理解していないとなんとなく形通りのパックになるので時間をかけて進めていきました。最初はぎこちない作業でしたが、徐々にいい感じになっていました。
17時から実技試験と学科試験をして終了です
結果は、合格です!
最後にもう一度リガーとしての心得を伝えました。濃厚な2日間だったと思いますが、常に心得を肝にこれからリガーとして活動していただきたいと思います。



<参加者の感想>
今回の検定を受けるにあたって、自分でもそれなりの練習を重ねたと思っていました。
しかし、実際検定会が開始して一つ一つの技術やリガーとしての心構えそれらすべてが自分が考えていたより高いところにあり自分の練習甘さを痛感しました。
綺麗にパラシュートが開くにはどうパラシュートが開くかをイメージして全体のバランスを考え細部にまでこだわってパッキングする事が大事です。
パッキングの際の左右のバランスや厚さを均等にする事、パッキング以外でもブライダルコードの長さやグリップの長さハーネスとの相性などこだわるところは色々あります。
しかし、検定前の私は全体ではなく一つ一つの部分でパラシュートを見てたような気がします。このぐらいでいいかと妥協もあったと思います。
今回の検定で一番勉強になったことはすべての事にこだわって作業をするということです。
リガーのパラシュートに対する色々な「こだわり」今回、この検定で垣間見たものはその一部分だけでしょうがその「こだわり」を知れた事が良かったと思います。

「こだわらずに作業するならリガーじゃなくても出来る。細部までこだわって作業しないならリガーの意味がない」今回、一番胸に響いた言葉です。このアドバイスを胸に今後リパックをしていこうと思います。ありがとうございました。


タンデムパイロット技能証検定会 7/15(水) ウィングキッス朝霧

四国上陸ルートをゆっくりと台風が北上してくる中、影響が出る前に無事検定会を開催することができました。
今回の会場は朝霧高原。天気も良く、サーマルコンディションになってしまうと南風が強くなることが予想されたので8時半にはテイクオフへ移動し検定開始。風が動き出す前には実技終了できました。



今までの練習の成果をしっかりと発揮して頂き、見事実技・学科ともに試験合格!
また一人、新たなタンデムパイロットの誕生です。
それも、今回は数少ない女性タンデムパイロットです。タンデムパイロットを目指す女性の手本、目標となるようなご活躍を期待しています。
合格:野村 瑞紀(今井浜フライングスクール)
検定員:前堀善斗(スカイブルー八方尾根パラグライダースクール)


2014 ウインチオペレーター研修検定会


JPAで2013年にスタートしたウインチトーイングは今年で2年目を迎えます。スタートとなった昨年の検定会には8校が参加となりました。そして、今回は2校が参加。トーイングによるスクールシステムに注目が集まり始めています。

北海道のウインパルPGSから佐々木泰文さん、愛知県の空ともPGSから井上美奈子さんが受講です。


3月24日
初日は、会場となった茨城県エアパークCooにおいて、セオリーからスタートです。技術的なことだけでなく、ドイツDHVでのトーイング研修内容。ウインチマシーンの認証についても説明がされました。


午後から、桜川市のグライダー滑空場をお借りし、実技開始です。1km近い直線距離がある滑空場は、トーイングスクールには最適な環境です。ウインチの設置方法、安全確保方法が確認された後、いよいよオペレーション実技開始となりました。

電動ウインチ特有のレスポンスと強いトルクに慣れてもらいます。ラインテンション、ライズアップ、離陸と3段階に分けたトルクコントロールを学びます。マシンに慣れたところで実際にパイロットをトーアップとなります。


まずはソロフライトを、オペレーター、アシスタント、パイロットと3役を交代しながら実技をこなしていきます。やや強めの風でしたが、初日としては合格ラインまで技術習得できました。

3月25日
日中の春の強い対流が予想されたため、今日は早朝7時からスタート。穏やかな気流での練習は簡単すぎたでしょうか。効率よく本数引く練習となりました。

12時からは予想通り風は強まり、学科講習に変更。夕方、風が穏やかになったところで実技再開。山と違い、平野部でのトーイングレッスンは時間帯を分けることで、本当に効率よくレッスンが行えます。



3月26日
最終日、今日も早朝7時からスタート。タンデムフライトを中心に実技を行いました。参加された皆さんが十分に基本技術を習得できたところで、今回の実技は終了。みなさん無事合格となりました。おめでとうございました。



今回習得したトーイングスクールシステムにより、それぞれのスクールが効率よくレッスンできるようになるでしょう。みなさん頑張ってください!


今回合格された空ともPGSの井上美奈子さんとウインパルPGSの佐々木泰文さんです。おめでとうございました。(レポート 宮田 歩)


ガーナパラグライディングフェスティバル 3/27(水) フェスティバル2日前

3月27日(水)フェスティバル2日前
 灼熱のガーナに到着しました。人と車がごった返している首都アクラに降りるとここがまさに異国の地であることを実感します。
 昨日のうちに8名中7名のタンデムパイロットが揃いました。朝食を食べ、まずは観光大臣のHONさんをチーム全員で表敬訪問。今回のフェスティバル開催は直前までドタバタとしましたが、観光局のみなさんからは歓迎を受けました。各パイロットあいさつを済ませ、TV局のインタビューを受け退室。そして、明日の移動に備え、買い出し。今回はタンデムパイロットの数も少ないため、TAKパラグライダースクールの中村さんの参加はありがたい限りです。
 さて、明日は半日かけてエリアのあるNKAWAKAW地区に移動します。夕方、ウォーミングアップフライトをする予定です。

今回もガーナの子供たちに喜んでもらえるよう、フライトしてきます。