JPA巡回コーチングin浜名湖 4/15(日曜日)

レポート:青木 翼(浜名湖パラグライダースクール)

浜名湖パラグライダースクールでは初めてとなるJPAセミナーが開催されました。今回のテーマは「テイクオフ」と「旋回」です。グライダーの性能がめざましく進化している今、技術も進化させる必要があります。

正しく安全にテイクオフできるのか?

正しい操作で思い通りの旋回ができるのか?

旋回はLDにも影響してくる技術で、安全にフライトを楽しむ為には非常に重要です。パラグライダーのトラブルの大半がTOとLDを占めているのです。

そういったところの理解を深めるべく、今日のセミナーは始まりました。朝8時30分集合でしたが、みなさん遅刻することなく時間通りにセミナー開始。初めは講師岡田さんの挨拶、これからフライトするためのレクチャーです。みっちりレクチャーもしたい所ですが基礎練習が出来る時間は限られていますので、風が動き始める前にテイクオフへと向かいます。テイクオフに到着し、まず岡田さんからフライトしましたが、空域は乱れていて練習する風ではありませんでした。時間も大事ですので、ウェイティングする事なく一旦下山し、セミナー会場へと移動となりました。
今回の会場は三ヶ日大谷地区のご協力の下、大谷公民館をお借りしました。

「テイクオフ」「旋回」について14時までみっちり事前レクチャー。夕方から飛ぶ予定でしたので、みなさん真剣に聞き入ります。積極的な質問もあり、非常に有意義な時間だったのではないでしょうか。

事前レクチャーも終わり、外は風も穏やかで飛べそうです。程よく雲が張った空は基礎練習には最適。風も穏やかでセミナー受講生はどんどんテイクオフしていきます。実技内容は操作をこだわったスロープ8。スロープ8はロールイン、ロールアウトを効率良く練習出来るのです。LDすると今のフライトを振り返り、もう一本!夕方からのフライトでしたが 、一人あたり2本フライトする事が出来ました。やはりレクチャーを受けた直後のフライトは感覚も掴みやすく、非常に効果があるものでした。


フライトの後はもちろんビデオ解析。自分の旋回はどうだったのか、岡田さんのアドバイスを受けながら確認していきます。ビデオ解析することで更に自分の課題が明確になっていきます。そしてスクールとしては今日の課題を引き継ぎ、スクーリングしていきます。

セミナーが終わり、気づけば19時近くでした。参加していただいたみなさん、ありがとうございました。こういったセミナーがみなさんに良い刺激、技術向上、そして永く安全なフライトに繋がっていけたら幸いです。

スタッフ一同もこういったセミナーを開催した事で良い刺激になり、今後のスクーリング向上に役立つと思っています。

主催:浜名湖パラグライダースクール

会場:大谷公民館

講師:岡田 直久
協力:日本パラグライダー協会


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4月9日(月) フェスティバル最終日~小学校に4つの教室が増えました

 明け方、カウカウの町はすごいサンダーストームに見舞われました。朝は幾分涼しく感じるくらいです。今日はフライト前に、このフェスティバルの基金で作った教室のお披露目があるため小学校に向かいました。校庭の横には真っ白な新しい教室が建てられていました。お披露目のセレモニーでは次々とパラグライダーパイロットに感謝の言葉をいただきました。フライトをしてパッセンジャーの方に喜んでいただき、なおかつフライトして得た利益をこのような形で地元に還元するということをこの期間中に体験できたことは、パイロット冥利に尽きます。私たちタンデムパイロットはガーナ観光局からスポンサードされていますが、そのスポンサードの費用をそのままガーナの子供たちのために使えば同じことと思ってしまいますが、パラグライダーが介在することで多くのメリットがあると観光局のみなさんも断言しています。普段見ることのないパラグライダーのフライトを年に一度子供たちに見せること、フェスティバルを開催することでガーナ国中の外国人が開催地に訪れること、フェスティバルを目当てに海外から訪れる方がいること、フェスティバルに世界中のタンデムパイロットが手伝ってくれること・・・パラグライダーを通じて社会貢献ということをJPAでも掲げていますが、まさにその一つの形を今回見ることができました。

 さて、フライトは今日も行われます。小学校を後にしてすぐにテイクオフに向かいますが、どうも昨日までと空模様が違うようです。すでにテイクオフにはたくさんの方が待っていましたが、残念ながら強風。今日が最終日と知っている方たちから、パイロットは質問攻め。やはり風で飛べないということはなかなか理解してもらえません。世界共通のタンデムパイロットの悩みかもしれません。

昼過ぎの閉会式は予定通り行われ、その間に風が良くなることを期待しましたが好転の兆しはなく、閉会式とともに今回のフェスティバルは終了しました。

 私がチーム最多のフライトでしたがそれでも16本。1日8本でトータル30本はフライトできればと思っていましたが、期間中の交通量の多さ、昼過ぎのサンダーストーム、テイクオフのスペースを考えれば十分な本数なのかもしれません。もちろん、送迎のドライバー、テイクオフのお手伝いをしてくれるパイロットのみなさんは暑い中、献身的に動いて下さいました。スタッフのみなさん、フェスティバルに訪れて下さったたくさんのみなさん、そして地元ガーナのみなさん、ありがとうございました。タンデムパイロットとして気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。

JPAでは今後も国内はもちろんのこと、国際的にも社会貢献ができるよう活動を続けてまいります。

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4月8日(日) フェスティバル最高潮!

 昨日の夜はすごい雷雨でしたが、朝起きるとすっかり乾いていました。今日も暑くなりそうです。テイクオフに到着するとすでにたくさんのお客さんがお待ちかねです。今日の最初のお客さんは日本の方。まさか、ガーナで日本人の方とタンデムするとは・・お互いビックリ。朝からソアラブルで快適なフライトが楽しめました。良い一日になりそうです。2本目ごろからはテイクオフにはたくさんの人が集まりだします。すでに昨日から待っている方もいるようですが、まっ、日本では信じられないような予約の取り方をするので仕方のないところです。これで許されてしまうのが“アフリカ”!

 なんとかたくさんの方に飛んでほしいのでパイロット、送迎車ともフル回転。昼ごろからテイクオフ裏の雲の発達が気になりだしましたが、観天望気をしながらフライトを続けます。が、無情にも15時には大気が相当不安定となり、予約していただいたみなさんにも今日のこれ以降のフライトができないということがアナウンスされました。今日は私がチーム最多で5本飛びました。チームトータルで40本にはおよばず、これで明日に持ち越しのお客さんも多数となりました。すでに、土曜日から待ち続けている方もいます。イースターの休日は明日まで。最終日にすこしでもたくさんの方にパラグライダーを楽しんでいただければと思います。

 今日は夕食後、今回の基金の使用方法や来年のフェスティバルに関してなど、観光局のベン氏を交えながらミーティング。昨年までのフェスティバルの基金で小学校に4つの教室を作ったそうです。明日、落成式があります。

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4月7日(土) アフリカンビートに乗ってテイクオフ!

 テイクオフに到着するとアフリカンミュージックの生演奏が迎えてくれます。自然とテンションは上がってしまいますが、まずは冷静にコンディションのチェックから。午後にはサンダーストームの可能性があるので午前中になるべくたくさん飛んでおきたいところです。が、朝一のテイクオフはガスの中。アフリカンダンスを見ながらしばしコンディションを待ちます。頃もなく、フライトコンディションになりフライト開始。多くのパイロットはソアリングをしたがりますが、今日はタンデムチームを取り仕切るサブリナから、「たくさんお客さん待っているからほどほどにね!」と事前に告知を受けていたので、ソアリングもほどほどにランディングに向かいました。

 ランディングでは観光局のみなさんが冷たい水をすぐに補給してくれるので、車の中ではしばしその水を飲みながらリラックス。テイクオフに着くと人はどんどん増えています。パラグライダーを広げる以外のスペースは徐々になくなっています。テイクオフ前は静かな場所で集中力を高めたいところですが、どうもそうはさせてくれません。準備だけは慎重に行い、なるべく早くお祭り会場から飛び立つことにしました。途中、雲が発達しだしたので様子を見ましたが、サンダーストームの来襲は日が暮れてから。結果、1人5~8本のフライトをし、トータル50本で今日は終了です。各パイロットからもビッグデーを乗りきったためか自然と安どの笑みがこぼれました。

 フェスティバルには青年国際協力隊としてガーナに来ているみなさんがお越しになっていました。みなさん、ガーナ各地で小学校の先生や看護婦などとして働いているそうです。これほどまでに環境の違う地で2年間も働くみなさんには大きな刺激を受けました。今日、明日で全員タンデムフライトを行う予定です。
 
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4月6日(金) フェスティバル開幕!

 いよいよ今日からフェスティバル本番。天気も良く今日もフライト日和となりそうです。すぐに飛びに行きたいところですが、まずはオープニングセレモニー。山の上にある会場にはガーナ政府観光局の関係者ほかたくさんの来賓の方がお見えのようです。ほとんどが地元の言葉で話されていたので内容はあまり理解できませんでしたが、歓迎されているということは十分に伝わりました。セレモニーに終え、いよいよフライト開始。すでにテイクオフの受付テントにはたくさんの方が並んでいます。テイクオフの雰囲気はお祭り全開!パラグライダーを準備している後ろで民族楽器を使った演奏や、MCが盛り上げます。今日もややクロスウインドなものの、サーマルブローのタイミングで飛び立てば問題なし。

 テイクオフはあまり広くないため、準備が大変ですが、現在ガーナで仕事をされているグランボレパラグライダースクールのパイロット・Mikiさんご夫婦が手伝ってくださったおかげでスムースに進行しました。

今日、私はチーム内で唯一3本フライト。午後2時ころからのフライトでしたがサンダーストームが接近する前までフライトすることができました。

夕食後には簡単なミーティングも行い、チームらしくなってきました。

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